ASUS最新スマホ「Zenfone 12 Ultra」アップデートされたAI機能やカメラを徹底レビュー!

2025年5月28日にASUSの最新SIMフリースマホ「Zenfone 12 Ultra」がリリースされました。
豊富なAI機能を多く搭載したモデルとなっており、写真撮影から日常のタスクまで様々なシーンをサポートしてくれる1台です。
本記事では、そんなAIに力を入れた「Zenfone 12 Ultra」の使用感をレビューしていきます。スマホ選びにお悩みの方はぜひ参考にしてみてください。
「Zenfone 12 Ultra」の外観・インターフェースをレビュー
「Zenfone 12 Ultra」の外観やインターフェース、同梱品をレビューしていきます。
マットで柔らかな色味の背面デザイン

「Zenfone 12 Ultra」は、エボニーブラック・サクラホワイト・セージグリーンの3色展開で、インテリアやファッションにも溶け込むような柔らかく落ち着いた色合いが特徴的です。質感は光沢感を抑えたマット仕様でさらさらとした手触りです。

6.78インチの大画面ディスプレイは高画質を維持しつつコンテンツに応じて最大144Hzのリフレッシュレートを最適化※することで優れた省電力性を備えています。また、非常に耐久性の高い強化ガラスを搭載しています。
※リフレッシュレートは1~120Hzの可変駆動です。リフレッシュレート144Hzはアプリ「Game Genie」からのみ設定できます。

右側面に電源ボタン、音量ボタンがまとまっているシンプルな仕様なのでスマホ初心者の方でも安心です。

下部側面に、充電口、SIMトレー、イヤホンジャックが搭載されています。
充電はType-C充電とワイヤレス充電が対応、SIMトレーにはnano SIMが2枚挿入できるほか、新たにeSIMにも対応したのでnanoSIM×eSIMでデュアルSIMとしても利用できるようになりました。

同梱品は、USB Type-Cケーブル(CtoC)※・専用ケース・SIMイジェクトピン・ユーザーマニュアルが同梱されていました。ケースはハードタイプで購入したばかりの本体が傷つかないようすぐに装着できるのが嬉しいですね。
※アダプタは同梱されていないのでご注意ください。
「Zenfone 12 Ultra」のスペックをレビュー
「Zenfone 12 Ultra」のスペックを先代モデルの「Zenfone 11 Ultra」と比較しまとめました。
製品名 | Zenfone 12 Ultra | Zenfone 11 Ultra |
---|---|---|
本体カラー |
セージグリーン サクラホワイト |
エボニーブラック
ミスティグレー スカイラインブルー デザートサンド エターナルブラック |
サイズ | 高さ163.8mm×幅77mm×奥行き8.9mm | 高さ163.8mm×幅76.8mm×奥行き8.9mm |
質量 | 220g | 225g |
プラットフォーム | Android™ 15 (ZenUI) | Android™ 14 (ZenUI) |
プロセッサー | Qualcomm® Snapdragon® 8 Elite (オクタコア) | Qualcomm® Snapdragon® 8 Gen 3 (オクタコア) |
RAM/ROM |
12GB/256GB 16GB/512GB |
12GB/256GB 16GB/512GB |
ディスプレイ |
6.78型 LTPO AMOLEDディスプレイ (1~120Hz、最大144Hz) Corning® Gorilla® Glass Victus™ 2 |
6.78型 LTPO AMOLEDディスプレイ (1~120Hz、最大144Hz) Corning® Gorilla® Glass Victus™ 2 |
アウトカメラ |
5000万画素 広角カメラ (35mm換算:23.8mm相当/F値1.9) 1300万画素 超広角カメラ (35mm換算:12.7mm相当/F値2.2) 3200万画素 望遠カメラ (35mm換算:65.3mm相当/F値2.4) LEDフラッシュ |
5000万画素 広角カメラ (35mm換算:23.8mm相当/F値1.9) 1300万画素 超広角カメラ (35mm換算:12.7mm相当/F値2.2) 3200万画素 望遠カメラ (35mm換算:65.3mm相当/F値2.4) LEDフラッシュ |
インカメラ | 3200万画素カメラ (35mm換算:22mm相当/F値2.0) | 3200万画素カメラ (35mm換算:22mm相当/F値2.05) |
サウンド機能 |
Hi-Res Hi-Res Wireless Dirac Virtuo™ デュアルスピーカー内蔵 デュアルマイク内蔵 |
Hi-Res Hi-Res Wireless Dirac Virtuo™ デュアルスピーカー内蔵 デュアルマイク内蔵 |
AI機能 | AI文字起こし、AI通話翻訳、AIノイズキャンセリング、AI壁紙、ドキュメントキャプチャー、AIトラッキング、AI流し撮り、かこって検索、AIピンボケ補正、AI消しゴム、AIドキュメント要約、AI記事の要約 | AI文字起こし、AI通話翻訳、AIノイズキャンセリング、AI壁紙 |
防水・防塵 | IP65/IP68 | IP65/IP68 |
バッテリー容量 | 5,500mAh | 5,500mAh |
消費電力 | 最大65W (Quick Charge 5.0/USB Power Delivery 3.0対応) | 最大65W (Quick Charge 5.0/USB Power Delivery 3.0対応) |
通信方式 |
5G NR:n1/n2/n3/n5/n7/n8/n12/n18/ n20/n25/n26/n28/n38/n40/n41/n48/ n66/n77/n78/n79 FDD-LTE:B1/B2/B3/B4/B5/B7/B8/B12/B17/B18/ B19/B20/B25/B26/B28/B32/B66 TD-LTE:B34/B38/B39/B40/B41/B42/B43/B48 キャリアアグリゲーション:7CA(DL)/2CA(UL) 対応 W-CDMA:B1/B2/B4/B5/B6/B8/B19 GSM/EDGE:850/900/1,800/1,900MHz |
5G NR:n1/n2/n3/n5/n7/n8/n12/n18/ n20/n25/n26/n28/n38/n40/n41/n48/ n66/n77/n78/n79 FDD-LTE:B1/B2/B3/B4/B5/B7/B8/B12/B17/B18/ B19/B20/B25/B26/B28/B32/B66 TD-LTE:B34/B38/B39/B40/B41/B42/B43/B48 キャリアアグリゲーション:7CA(DL)/2CA(UL) 対応 W-CDMA:B1/B2/B4/B5/B6/B8/B19 GSM/EDGE:850/900/1,800/1,900MHz |
通信機能 |
無線LAN:IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax/be (周波数帯域:2.4GHz/5GHz/6GHz) Bluetooth®:Bluetooth® 5.4 NFC:搭載 |
無線LAN:IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax (周波数帯域:2.4GHz/5GHz/6GHz) Bluetooth®:Bluetooth® 5.4 NFC:搭載 |
インターフェース |
USB Type-C 3.5mmイヤホンジャック |
USB Type-C 3.5mmイヤホンジャック |
SIM | nanoSIM×2/eSIM×1 | nanoSIM×2 |
センサー | GPS(GLONASS、BeiDou、Galileo、QZSS、NavICサポート)、加速度センサー、電子コンパス、光センサー、近接センサー、ジャイロスコープ、磁気センサー、指紋センサー (画面内認証) | GPS(GLONASS、BeiDou、Galileo、QZSS、NavICサポート)、加速度センサー、電子コンパス、光センサー、指紋センサー、指紋センサー(画面内認証)、近接センサー、ジャイロスコープ、磁気センサー |
付属品 | USB Type-Cケーブル (Type-C to Type-C)、SIMイジェクトピン、専用ケース、ユーザーマニュアル (兼製品保証書) | USB Type-Cケーブル (Type-C to Type-C)、SIMイジェクトピン、専用ケース、ユーザーマニュアル (兼製品保証書) |
「Zenfone 12 Ultra」のベンチマークスコアを確認
「Zenfone 12 Ultra」のベンチマークスコアを「Antutu Benchmark(V10.4.9)」で測定しました。

「Zenfone 12 Ultra」のベンチマークスコアは2,704,728点と、2025年5月現在発売されているスマホの中でもトップクラスの数値です。
特にGPUが100万点を超えており、グラフィック性能が高いことがわかります。要求の多いゲームやアプリも滑らかな映像と動作で楽しむことができるでしょう。
最新SoC「Snapdragon® 8 Elite」搭載
「Zenfone 12 Ultra」は2025年5月現在、Snapdragonでは最新の「Snapdragon® 8 Elite」を搭載しています。これにより、先代モデルの「Zenfone 11 Ultra」の「Snapdragon® 8 Gen 3」と比較するとCPUや電力効率が向上したほか、注目すべきはNPU(Neural Processing Unit)が最大45%向上し、AI機能がより速く正確に処理されるようになりました。
次章では「Zenfone 12 Ultra」の最大の特徴といえる豊富なAI機能について新たに追加された機能を中心に解説します。
豊富なオンデバイスAI機能を解説
Zenfoneシリーズは元々AI機能が多く搭載されていますが、今回新たに追加された機能を機能別に解説します。
生成AIの新機能
PDFやWordなどのドキュメントファイルを簡潔・正確に要約する機能です。
試しに先代モデルの「Zenfone 11 Ultra」の資料を要約してみました。

情報量の多い資料でもポイントをピックアップしてまとめてくれるので、ビジネスシーンでも活躍しそうです。
Webページを閲覧時に共有メニューから「AI記事の要約」を選択することで効率的に要点を確認できる機能です。
こちらも「Zenfone 11 Ultra」の公式ページを要約してみました。
端末のスペックを簡潔に箇条書きで要約してくれるので、ポイントをおさえやすいですね。
システム系AIの新機能
続いては、ふとした疑問をスピーディに解決できる便利なAI機能です。
検索したい写真やテキストを丸で囲うことで、検索結果が表示される機能です。今回は撮影した花が何という種類なのか調べてみました。
画像フォルダから画像を選択し調べたい場所を丸で囲み、わずか1秒程度で検索結果に花の名前が表示されました。気になった物の特徴をテキストで検索する必要もなく、より正確に知りたい情報を知ることができます。
カメラ系AIの新機能
「Zenfone 12 Ultra」はカメラにも豊富なAI機能を搭載し、納得のいく仕上がりになるまでサポートしてくれます。ここでは一部の新機能を紹介します。
撮影した写真の削除したい部分を丸で囲むだけで、画像から自然に削除する機能です。以下の写真で四角く囲った部分をAI消しゴムしてみましょう。
削除した場所が不自然に歪んでしまうこともなく、元々写り込んでいなかったような仕上がりです。
他にもピンボケを補正する機能や、背景に動きをつける流し撮り、ポートレートで映画のような動画が撮影できる機能など、バリエーション豊富なAI機能が新たに搭載されています。
「Zenfone 12 Ultra」のカメラ性能をレビュー

続いてはカメラ性能をレビューしていきます。「Zenfone 12 Ultra」には背面に広角カメラ、超広角カメラ、望遠カメラのトリプルカメラと、インカメラが搭載されており、メインの5,000万画素広角カメラには6軸のジンバルモジュールが搭載されているため、手ブレ知らずの写真や動画が撮影できます。先代モデルと比較して光学式手ブレ補正の角度が3度から5度と66%向上しました。
実際に撮影した写真をレビュー
「Zenfone 12 Ultra」を使って撮影した写真を紹介していきます。




被写体をアップで撮影してもボケることなく高画質で、文句なしの仕上がりです。
ズーム性能をレビュー
続いてはズーム性能を見ていきましょう。「Zenfone 12 Ultra」のズーム比率は最大30倍とかなり近づけることができます。
【1倍】

【5倍】

【10倍】

【30倍】

30倍までズームするとスカイツリーしか画角に入りませんが、10倍までズームをしても周りの建物含めボケることなく鮮明なまま撮影できました。
夜景モードをレビュー
夜に通常モードと夜景モードで撮影したので見比べていきましょう。
【通常モード】

【夜景モード】

左側のビルの写り加減で違いがよく分かります。シーンを選ばず夜や暗所でも細かいところまで鮮明に撮影ができるので嬉しいですね。
広角カメラの手ブレ補正をレビュー
最後に性能アップした光学式手ブレ補正をレビューします。同じ画角で手ブレ補正なし/ありで撮影した動画をご確認ください。
違いは一目瞭然です。手ブレ補正がしっかり機能しているおかげで、見栄えが格段に良くなりました。Vlog撮影でも編集いらずで活用できそうです。
「Zenfone 12 Ultra」のメリットとおすすめ利用シーン
「Zenfone 12 Ultra」のメリットを利用シーンと共に紹介します。
ビジネスシーンの議事録や翻訳も1台で完結
「Zenfone 12 Ultra」は録音した音声データを文字に起こす「AI文字起こし」を搭載しています。最大3人まで話者を識別することが可能になり、会議に参加していない人でも会話の流れをスムーズに理解することができます。
また、多様な言語に対応したAIによる通話翻訳機能も搭載しているので、海外出張に訪れた際にも意思疎通に困ることはありません。
高性能なディスプレイとオーディオで新しいゲーム体験
前述でも紹介しましたが、利用するツールやアプリに応じて可変駆動するリフレッシュレートはゲーム時は最大144Hzまで引き上げることにより、滑らかな操作性を実感できます。
オーディオ機能も充実しており、音声の出力を自分好みにカスタマイズできる「オーディオウィザード」によるゲームプレイ中はゲームモードをONにすることで臨場感あふれるサウンドを楽しめます。また、音の遅延を軽減する有線イヤホンにも対応しているのでFPSなどのゲームをされる方には嬉しい機能ですね。

「Zenfone 12 Ultra」の発売日・価格は?
発売日
「Zenfone 12 Ultra」の発売日は5月30日(金)です。
ASUS公式オンラインストアは勿論、家電量販店でも購入が可能です。5月28日にリリースされてから間もなくの発売ですが、いち早く購入されたい方は予約していただくことがおすすめです。
価格
「Zenfone 12 Ultra」はメモリ容量によって価格が異なります。それぞれの価格は以下です。
ハイエンド価格ですがベンチマークスコアで確認した通り、トップクラスのスペックを搭載している中で200,000円以内で購入できるため高コスパな機種だと思います。
「Zenfone 12 Ultra」はBIC SIMとセットがお得
「Zenfone 12 Ultra」と一緒にBIC SIMのご利用がおすすめです。
ビックカメラの格安SIM、BIC SIMは、豊富なでお得な料金プランやデータを無駄なくご利用いただけるデータシェアや繰り越しなどのサービスを提供しています。
eSIMやデータ専用など幅広く展開
BIC SIMのギガプランは、電話もデータも使える最もスタンダードな音声SIMの他にも、eSIMやデータSIM、SMS SIMなど様々な種類のSIMを2~55GBのデータ容量からお選びいただけます。
今回新たにeSIM対応となった「Zenfone 12 Ultra」でぜひBIC SIMのeSIMを利用してみてください。公式サイトからの申込みであれば、最短即日で利用が開始できます。
ギガプランの料金はこちら

ビックカメラグループで安心手続き
ビックカメラのプライベートブランドであるBIC SIMは全国のビックカメラグループ店舗で対面サポートが受けられます。格安SIMの手続きが初めてで不安という方も知識豊富なスタッフがサポートするので安心してください。
BIC SIMへの乗り換えと同時に「Zenfone 12 Ultra」をご購入いただくと、本体価格が割引されるキャンペーンも実施しています。詳しくはBIC SIM公式ページをご確認ください。
まとめ
今回はASUSの最新SIMフリースマホ「Zenfone 12 Ultra」をレビューしました。AI機能が大幅アップデートされたことにより、写真・動画のクオリティが向上し、要約機能を活用することで情報収集の効率化などを実感することができました。
日常使いはもちろん、ビジネスでの活用でも大活躍すること間違いなしの1台です。
本記事のまとめは以下です。
スマホ選びにお悩みの方はぜひ「Zenfone 12 Ultra」をご検討ください!