データSIMとは?使える機能やメリット・デメリット、気になる価格も解説

データSIMとは、音声通話機能を持たないインターネット接続専用のSIMを指します。
データSIMを活用することでスマホやタブレットなど、様々なデバイスでWEBを閲覧したり動画視聴などを行うことができます。
では、一般的に電話やインターネットを行うことができる音声SIMとは何が違うのでしょうか?
本記事ではデータSIMについて、音声SIMとの違いや、メリット・デメリット、利用料金などを詳しく解説します。
データSIMを知らない方にもご理解いただける内容となっていますので、ぜひ最後までお読みください。
データSIMとは?

この章では、データSIMの特徴や音声SIMとの違い、利用方法について解説します。
データSIMの特徴
まずSIMとはSubscriber Identity Moduleの略称で、スマホやタブレットなどに挿入する小さなカードであり、インターネット接続や電話を利用するための重要な役割を担っています。
SIMは使用する携帯端末に応じた種類と、利用する機能に応じて適切な種類を選択しましょう。
データSIMとは、インターネット接続専用のSIMであり、スマホやタブレットなどのデバイスでのデータ通信を可能にします。通話機能は持たず、主にデータのやりとりに特化しています。
データSIMと音声SIMの違い
データSIMと音声SIMにはそれぞれ異なる機能と用途があります。
まず、データSIMは主にインターネット接続を目的として設計されているため、スマホだけでなく一部のタブレットやノートパソコンで活用することも可能です。外出先でのWEB閲覧や動画視聴、タブレットやノートパソコンでのオンライン作業に適しています。
一方で音声SIMは通話機能を含むため、電話やSMSを利用する場合は音声SIMを契約する必要があり、スマホでの利用がメインとなります。家族や友人との通話、ビジネスでの連絡など音声コミュニケーションが必要な場合に適しています。
また、他にもデータSIMにSMSの機能だけついているSIMなどもあります。
各SIMの主な機能は以下となります。

データSIMのメリット

データSIMを活用することで通信費の節約や活用方法の幅が広がるなどの様々なメリットがあります。ここでは3点ご紹介します。
月額料金の節約
データSIMを活用することで毎月の通信料金を節約できます。通話機能を搭載しない分、音声SIMと比較するとデータSIMの方がより安価に利用できます。
例えばBIC SIMの10ギガプランの場合、音声SIMであれば月額1,400円ですが、データSIMは月額1,300円で利用可能です。ご利用端末がeSIMに対応していれば、データeSIMは月額1,050円とさらにお得に利用できます。音声通話を必要としないのであればデータSIMの場合年間1,200円、データeSIMの場合年間4,200円の節約となります。

サブ端末で活用しやすい
スマホを2台持ちしている場合はどちらかをデータSIMで利用したり、タブレットやノートパソコンでの利用がおすすめです。
スマホの場合、1台は電話が使えるよう音声SIMで利用し、2台目は動画視聴やゲーム用にデータSIMで利用するなどの使い分けができます。また、データSIMのスマホでテザリングを行うことでWi-Fiルーターの代用としても利用することが可能です。
タブレットやノートパソコンでデータSIMを利用することで、外出先でもWi-Fiに接続することなく快適にインターネットに接続できます。
複雑な手続きは不要
データSIMは契約する際に070/080/090から始まる電話番号の取得がなく、音声SIMと比較すると手続きはスムーズに行えます。
契約手順は携帯会社によって異なりますが、主に以下の手順となります。
①利用するデータ容量を選択
②端末を選択(SIM単体契約の場合は不要)
③契約者情報の入力
④本人確認書類のアップロード
⑤SIMをご利用のスマホで利用開始
データSIMのデメリット

データSIMの主なデメリットとして通話ができない、一部アプリが利用できないなどのデメリットもあります。
しかし、事前にデメリットを理解しておくことで回避できるリスクもあるのでご確認ください。
通話ができない
データSIMは通話ができないため、相手が連絡手段として通話を求めている場合に応じることができなかったり、緊急時でも基本的にはメッセージでやり取りするため、相手からの返信を待たなくてはなりません。そのような状況を避けるために、LINEやSkypeなどのインターネット回線を用いて通話を行うアプリで代用することで無料または低料金で通話を行うことが可能です。
しかし、緊急時に110番や119番への通報ができないため、万が一の時に警察や消防への連絡を迅速に行えない可能性があります。緊急時に備えて、音声通話が可能な端末も用意しておくことがリスク回避につながります。
SMSが利用できない
音声通話の代用として、LINEやSkypeなどのアプリを利用することがあるかと思いますが、LINEなどのアプリは利用する際にSMS認証が必要な場合があります。 データSIMのみの契約だと、SMSの機能は利用できないため、SMS SIMを利用することも検討していただくことがおすすめです。※SMSの機能を付けることでデータSIM単体よりは月額料金が高くなりますが、音声SIMよりは安価に利用できる場合が多いので、それぞれの料金を比較しながらご自身に合ったSIMを選択しましょう。※利用時にSMS認証が必要なアプリでは、データSIMでの利用はできません。
各SIMの主な機能は以下となります。

MNPでの契約ができない
データSIMはMNPでの契約ができません。MNPとはMobile Number Portabilityの略称であり、ご利用中の電話番号を変えずに新しい携帯会社へ乗り換えすることです。
データSIMは、電話番号を保持しないため、新しい携帯会社でデータSIMを利用する場合に、ご利用中の電話番号を残したままにしたい方は音声SIMでMNPし、追加でデータSIMを新たに契約するか、二重で料金を支払いたくない方は移転元の会社で解約した後にデータSIMを契約する必要があります。
各社で提供しているMNP限定のキャンペーンなど対象外になる可能性があるので事前にご確認ください。
データSIMならBIC SIMがおすすめ
ビックカメラグループの格安SIM「BIC SIM」では2~55ギガまで幅広い容量を低価格でご利用いただけるデータSIMを提供しています。
BIC SIMは音声SIM・データSIM・データeSIM・SMS SIMの4種類のSIMの中から用途に応じたSIMを選択可能なため、スマホやタブレットで2台持ちしている場合は、1台は音声SIM、2台目はデータSIMやSMS SIMで契約することができます。
月額料金を節約されたい方は2ギガ440円~のお得なデータeSIMもおすすめです。
音声SIMと比較してもデータSIMは低価格でご利用いただけます。

データ容量は月ごとに専用ページから簡単に変更ができます。もしデータが余ってしまっても、家族とシェアしたり、翌月まで繰り越すことができるので無駄なくお得にご利用いただけます。
詳しい料金についてはこちら
まとめ
今回は「データSIM」の機能やメリット・デメリット、価格帯について詳しく紹介しました。データSIM単体で利用するというよりは、音声SIMやSMS SIMとの併用でお得に、用途にマッチした活用ができるのではないでしょうか。
BIC SIMは低価格で豊富なプランの中からご自身にぴったりなデータSIMを選択できます。ぜひご検討ください。
以下が本記事のまとめです。