AQUOS R9を実機レビュー!高画質なこだわりカメラや動画視聴・ゲームに特化したディスプレイを徹底解説
2024年7月26日にSHARPから「AQUOS R9」のSIMフリー版が発売されます。
AQUOS RシリーズはSHARPのスマートフォンではハイエンドモデルとなっており、SIMフリー版の発売を待ち望んでいた方も多いのではないでしょうか。
今回はAQUOS Rシリーズ最新の「AQUOS R9」を実機を使ってレビューしていきます。歴代のAQUOS Rシリーズをご利用中の方、機種変更をご検討中の方は是非参考にしてください。
「AQUOS R9」の外観・インターフェースをレビュー
まずは、「AQUOS R9」の一新されたデザインと、インターフェース関連をレビューしていきます。
暮らしに溶け込むシンプルだが品のあるデザイン
「AQUOS R9」はグリーンとホワイトの2色展開で、生活に溶け込む落ち着いたカラー展開となっております。
外部デザイナー監修の外観はシンプルでスタイリッシュですが、カメラ部分は曲線を使ったりと遊び心のあるデザインです。質感はガラスの光沢が輝いており上品な1台となっております。
ディスプレイサイズは「AQUOS R8」の約6.39インチから約6.5インチとサイズアップしており、動画やゲームをより大迫力で楽しむことが出来るようになりましたが、大きすぎず、手にもなじむサイズ感です。
インターフェース関連
画面向かって右側側面にボタンが2つあり、上が音量ボタン、下が電源ボタンです。電源ボタンは一度押すと画面が起動し、長押しでGoogleアシスタントが起動します。また、音量(-)ボタンと同時に押すとスクリーンショットができ、音量(+)ボタンと同時に押すと電源のON/OFFが可能です。指紋認証と一体型となっているので、電源ボタンに登録した指をタッチするだけで画面のロック解除ができます。
SIMトレーは本体上部に搭載しており、ピンを使わずに取り出しが可能です。
本体下部に充電差し込み口があり、Type-C充電に対応しています。
「AQUOS R9」と「AQUOS R8」のスペック比較
「AQUOS R9」と「AQUOS R8」のスペックを比較してみました。今回はより向上した機能について紹介していきます。
製品名 | AQUOS R9 | AQUOS R8 | ||
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カラー |
ホワイト |
グリーン
クリーム |
ブルー||
サイズ |
約156mm×約75mm×約8.9mm(突起部除く) |
約159mm×約74mm×約8.7mm(突起部除く) |
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重量 | 約195g | 約179g | ||
OS | Android™ 14 | Android™ 13 | ||
CPU |
Snapdragon® 7+ Gen 3 Mobile Platform 2.8GHz+2.6GHz+1.9 GHz オクタコア |
Snapdragon® 8 Gen 2 Mobile Platform 3.18GHz + 2.8GHz + 2.0GHz オクタコア |
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内蔵メモリ |
ROM 256GB UFS 4.0/RAM 12GB LPDDR5X/仮想メモリ 8GB |
ROM 256GB UFS 4.0/RAM 8GB LPDDR5X | ||
外部メモリ | microSDXCカード(最大1TB) | microSDXCカード(最大1TB) | ||
バッテリー |
5,000mAh(内蔵電池の標準容量) 充電時間: 約130分(ACアダプターSH-AC05使用時) 対応急速充電規格: USB Power delivery Revision3.0 |
4,570mAh(内蔵電池の標準容量) 充電時間: 約120分(ACアダプタ 08使用時) 対応急速充電規格: USB Power delivery Revision3.0 |
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連続通話時間(静止時) | VoLTE:約3,050分 | VoLTE:約3,240分 | ||
連続待受時間(静止時) | LTE:約760時間 | LTE:約660時間 | ||
SIM |
nanoSIM/eSIM DSDV対応 |
nanoSIM/eSIM | ||
通信方式 |
5G NR(sub6): n1 / n3 / n28 / n41 / n77 / n78 / n79 4G LTE(FDD-LTE):B1 / B3 / B8 / B11 / B18 / B19 / B21 / B28 4G LTE(TD-LTE):B39 / B41 / B42 3G W-CDMA:- 2G GSM:- |
5G NR(sub6): n1 / n3 / n5 / n28 / n41 / n77 / n78 / n79 4G LTE(FDD-LTE):B1 / B2 / B3 / B4 / B5 / B7 / B8 / B12 / B13 / B17 / B18 / B19 / B20 / B21 / B66 4G LTE(TD-LTE): B38 / B39 / B40 / B41 / B42 3G W-CDMA: B1 / B2 / B4 / B5 / B8 2G GSM: 850 / 900 / 1800 / 1900MHz |
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GPS |
〇 Dual Band GNSS (GPS、GLONASS、Beidou、Galileo、QZSS(みちびき))対応 |
〇 GPS、GLONASS、BeiDou、Galileo、QZSS(みちびき)対応 |
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Wi-Fi | IEEE802.11a/b/g/n(Wi-Fi 4)/ac(Wi-Fi 5)/ax(Wi-Fi 6)/be(Wi-Fi 7) |
IEEE802.11a/b/g/n(Wi-Fi 4)/ac(Wi-Fi 5)/ax(Wi-Fi 6/6E) |
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テザリング | 15台(Wi-Fi 10台、USB 1台、Bluetooth(PAN):4台を併用) | 15台(Wi-Fi 10台、USB 1台、Bluetooth(PAN):4台を併用) | ||
Bluetoothバージョン | Ver.5.4 |
Ver.5.3 |
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おサイフケータイ | 〇 | 〇 | ||
接続端子 |
インターフェース: USB Type-C USBバージョン: USB3.2 Gen1 Display Port:○(DisplayPort v1.4) イヤホンジャック:- |
インターフェース: USB Type-C/イヤホンマイク端子(3.5φ) Display Port:○ |
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生体認証 | 顔認証(マスク対応)/指紋認証 | 顔認証(マスク対応)/指紋認証 | ||
カメラ |
メインカメラ(標準): 有効画素数 約5,030万画素 CMOS F値 1.9レンズ[焦点距離23㎜] 1/1.55インチセンサー HEKTOR レンズ 電子式手ブレ補正/光学式手ブレ補正 メインカメラ(広角): 有効画素数 約5,030万画素 CMOS F値 2.2レンズ[焦点距離13㎜] 電子式手ブレ補正 インカメラ: 有効画素数 約5,030万画素 CMOS F値 2.2レンズ[焦点距離23㎜] 電子式手ブレ補正 画質エンジン; ProPix pro |
メインカメラ(標準): 有効画素数 約5,030万画素 CMOS F値 1.9レンズ[焦点距離23㎜] ライカカメラ社監修1/1.55インチセンサー 電子式手ブレ補正 メインカメラ(広角): 有効画素数 約1,300万画素 CMOS F値 2.3レンズ[焦点距離17mm] 電子式手ブレ補正 インカメラ: 有効画素数約800万画素 CMOS F値 2.0レンズ[焦点距離26mm相当] |
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ディスプレイ |
サイズ:約6.5インチ 解像度: フルHD+(1,080×2,340) 種類: Pro IGZO OLED、 ブルーライト低減 輝度:全白輝度 1,500nit / ピーク輝度 2,000nit 画質エンジン: リッチカラーテクノロジーモバイル リフレッシュレート: 1~240Hz可変駆動 |
サイズ: 約6.39インチ 解像度:Full HD+(1,080 × 2,340) 種類:Pro IGZO OLED |
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サウンド |
ステレオスピーカー(Box型) ハイレゾ/ハイレゾワイヤレス |
ステレオスピーカー Dolby Atmos |
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AQUOS便利機能 |
ロック・ホームフォトシャッフル(最近の写真からおすすめ対応)/Payトリガー/スクロールオート/Clip Now/ゲーミングメニュー/ジュニアモード/かんたんモード/迷惑電話対策/Bright Keep/テザリングオート/インテリジェントチャージ/エモパー Ver.13.2(出荷時)/My AQUOS/ からだメイト(歩数計)/Smart home HUB |
ロック・ホームフォトシャッフル/指紋センサーとPayトリガー/ スクロールオート/Clip Now/ゲーミングメニュー)/ジュニアモード/かんたんモード/Bright Keep/テザリングオート/ インテリジェントチャージ/My AQUOS/からだメイト(歩数計)/ ラジスマ/Adobe Photoshop Express/Smart home HUB/ARCore |
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防水/防塵 | IPX5/IPX8/IP6X/MIL-STD-810G準拠・ 耐衝撃(落下)など全16項目 | IPX5/IPX8/IP6X/MIL-STD-810G準拠・ 耐衝撃(落下)など全13項目 | ||
あらゆる最新技術で快適な使い心地
「AQUOS R9」はAQUOSのスマートフォンにおいてあらゆる最新技術を搭載しており、動画視聴やゲームアプリの動作や操作感が向上しています。
本体内蔵の放熱素材ベイパーチャンバーを初めて搭載したことにより本体の発熱を低減し長時間使用しても安定したパフォーマンスが継続します。
また、Snapdragon® 7+ Gen 3 Mobile PlatformとROM256GB/RAM12GBの高容量メモリによって要求の多いゲームアプリや高画質の動画視聴も非常に滑らかな動作で楽しむことが可能です。仮想メモリが8GB搭載されているので、ストレージ不足の心配もありません。
大迫力スピーカーと高音質なワイヤレス視聴
「AQUOS R9」は史上最大のボックススピーカーを搭載しており、「AQUOS R8」と比較し、音量は約2.5倍、低音域は約2倍となっているため、臨場感あふれるサウンドを楽しむことできます。
Hi-Res Audio Wirelessに準拠したQualcomm® aptX Adaptive Audioに対応しており、より原音に近い高音質で聴くことができるため、通勤時や散歩時には欠かせない機能となっております。
充実したサポートと高い耐久性能で長期利用可能
「AQUOS R9」はIPX5/IPX8の防水性能・IP6Xの防塵性能と防水・防塵に関して高い耐久力をそなえており、その他、耐衝撃をはじめとした全16項目の生活の中で起こりゆる衝撃に対応しています。「AQUOS R8」の13項目から新たに、防湿・氷結(結露)・氷結(氷結)の3項目が加わり、更に高い耐久力を実現しています。
また、OSバージョンアップは最大3回、セキュリティアップデートは最長5年と、長期のサポートで購入から数年経過しても安心してお使いいただけます。
「AQUOS R9」のカメラ性能を解説
ライカカメラ社監修の鮮明レンズ
メインカメラには100年以上カメラの歴史を築いてきたカメラメーカー「ライカ」が監修したHEKTORレンズを搭載しています。HEKTORレンズであれば、星空や花火、料理、草木など全ての被写体が納得のいく仕上がりになります。後ほど実際にHEKTORレンズで撮影した写真をレビューしていきます。
5,030万画素で統一された3つのカメラ
「AQUOS R9」は標準、広角の2種類のアウトカメラとインカメラの3つのカメラを搭載しており、その全てが5,030万画素です。インカメラだと画素数が落ちるスマホもありますが、「AQUOS R9」なら画質を落とすことなくセルフィー写真が撮影できます。
標準カメラは像面位相差オートフォーカスで光学式手ブレ補正対応なので、ピントが合わせやすく、連写撮影もすべてHDR画質で残すことができるのでスポーツ観戦やペットの写真など動きの速い被写体も鮮明に写すことが可能です。
「AQUOS R9」で撮影した写真をレビュー!
「AQUOS R9」の実機を使って撮影した写真をレビューしていきます。HEKTORレンズで撮影した写真や、ズーム機能、ナイトモードなど様々なシーンを撮影したので是非ご確認ください。
ズーム機能をレビュー
まずはズームで撮影した写真を紹介します。1枚目から1倍、2枚目以降、2倍、5倍、8倍です。
【1倍】
【2倍】
【5倍】
【8倍】
倍率を上げていくにつれ、ズーム特有のボケを若干感じましたが、かなり離れている被写体も写真におさめることができました。
風景や料理の写真をレビュー
風景や料理の写真は日常生活で撮影する機会が多いと思いますので参考にしてみてください。
被写体の色合いや質感をそのまま再現してくれています。ポートレートで撮影した写真はまるで一眼レフで撮影したかのような仕上がりです。
ナイトモードをレビュー
ナイトモードで撮影した写真を紹介します。設定でオートナイトをONにしておくだけで、都度設定することなく暗所での撮影をスムーズにおこなえます。
空の暗さは残したまま、発光しているビルやライトは白飛びせずに鮮明な明るさで撮影することができました。夜景モードで撮影すると、空や背景も明るく見えてしまうスマホもありますが、「AQUOS R9」は目で見たままの景色と変わらない仕上がりです。
「AQUOS R9」のメリット
5,000mAh大容量バッテリーで外出先でも安心
「AQUOS R9」は「AQUOS R8」よりバッテリーが増量しており、5,000mAhの大容量バッテリーを搭載しております。
通勤中や外出先でも動画を見たり、ゲームをしても充電切れの心配がなく安心してお使いいただけます。
明るさの増したディスプレイ表示で目にも優しい
「AQUOS R8」に比べ、約6.5インチと大きくなったPro IGZO OLEDディスプレイは、最大240Hz可変駆動リフレッシュレートで非常になめらかな映像体験ができます。
高輝度IGZO OLEDを採用したディスプレイは全白輝度が向上し、日差しの下でも調節することなく明るさを保つことができます。ただ明るいだけでなく、ブルーライトを50%抑制し、暗所でも高画質を保ちつつ、目を優しく守ります。
「AQUOS R9」のデメリット
価格が高い
「AQUOS R9」はハイエンドモデルとなっており、ローエンドモデルやミドルレンジモデルをお求めの方には高額に感じるかもしれません。
しかし、ハイパフォーマンスなメモリ搭載、長期のサポートや耐久性の高い1台となっておりますので、購入後も長くお使いいただけます。短期間で買い替える必要がないと考えれば、コスパがいいと言えるでしょう。
また、販売店によっては本体支払いを分割にすることも可能ですので、あわせてご検討ください。
ワイヤレス充電非対応
「AQUOS R9」は有線での充電のみ対応しており、ワイヤレス充電は非対応です。
現在お使いのスマホでワイヤレス充電をおこなっている方は、有線の充電器に切り替えいただく必要がございます。普段操作したりする分には不便になるわけではないので、大きなデメリットとは言えないでしょう。
「AQUOS R9」の発売日と価格、お得に買う方法は?
発売日
既にキャリア版は発売済みですが、SIMフリー版は2024年7月26日発売です。
SHARPの公式オンラインストアや家電量販店などでご購入いただけます。本体価格
販売店によって異なりますが、「AQUOS R9」の本体価格は約110,000~120,000円前後となっています。
先代モデルの「AQUOS R8」よりスペックは向上していますが、価格はあまり変わらないので、「AQUOS R9」を購入いただくことをおすすめします。「AQUOS R9」をお得に購入する方法
前述でもお伝えした通り、販売店によって本体価格が異なる可能性があります。本体をお得に購入されたい方は、販売店独自のキャンペーンや特典を確認しましょう。MNPや新規契約限定で割引やポイント還元をおこなっている店舗も多いので、この機会に携帯料金の見直しを検討してみてはいかがでしょうか。
「AQUOS R9」を使うならBIC SIMがおすすめ
SIMフリー版「AQUOS R9」と一緒にビックカメラグループの格安SIMBIC SIMの利用がおすすめです。
BIC SIMは2GB/850円から利用可能で、ご自身の利用シーンに合わせて選べるギガプランを提供しており、たくさんデータを使う方向けには30・40・50GBの大容量プランも展開しています。
物理SIM、eSIMともにドコモ網とau網に対応してるので、住んでいる地域や職場に合わせて繋がりやすい方を選択することが可能です。
手続きが不安な方は、ビックカメラグループのBIC SIM取り扱い店舗にて対面サポートを受けながらご契約いただけます。お得なキャンペーンも実施しているので、受付スタッフや公式サイトからぜひご確認ください。
まとめ
今回はSIMフリー版「AQUOS R9」をレビューしました。こだわりのカメラやディスプレイ、ハイスペックなCPUなど、普段からスマホを使う頻度が高い方は満足いただける1台でしょう。
- ライカ社監修のカメラで思い出を鮮やかに残し、全てのカメラが5,030万画素!
- 目に優しい明るさの増したディスプレイでシーンを選ばず動画を楽しむ!
- 独自の放熱技術となめらかな操作感でゲームプレイもサクサク!
- 長期のサポートと向上した耐久性で長く利用可能!
明るさの増したディスプレイや、外出先でも高音質を楽しめるサウンド機能、全16項目の衝撃に対応など、どんなシーンでもパワフルに使える1台となっています。
少しでも魅力を感じた方は、ぜひ購入をご検討ください!