【オウガ・ジャパンインタビュー】2026年新機種の開発舞台裏とユーザーの声に寄り添うOPPOの想い

次々と新しい技術が生まれ、ユーザーの選択肢も多様化している昨今のスマホ市場。その中でも、確かな品質と独自のアプローチで常に存在感を放っているのがOPPOです。この春夏、同社が展開する各シリーズから、それぞれ全く個性の異なる新商品が連続リリースされています。
今回は、折りたたみスマホ「OPPO Find N6」、大人気シリーズ最新作「OPPO Reno15 A」、そしてハイエンド機種「OPPO Find X9 Ultra」にフォーカス!
プロダクト担当/丹下さん・マーケティング担当/崔さんへインタビューを実施し、カタログを見るだけでは分からない製品に込めた想いや、OPPOブランドの魅力を日本のユーザーに広く伝えるための戦略など、ここでしか聞けない貴重なエピソードをたっぷりとお届けします。
- 丹下 紘彰さん(写真 右)
オウガ・ジャパン株式会社 プロダクト部 部長代理 - 崔 娜娜さん(写真 左)
オウガ・ジャパン株式会社 マーケティング部 プロダクトマーケティングマネージャー
スマホ世界シェアで常に上位にランクインし、日本のSIMフリーAndroid市場においてもトップクラスのシェアを牽引し続けるグローバルメーカー。2018年の日本市場参入以来、斬新なカメラ機構や新技術をいち早く搭載した端末で存在感を発揮。2019年に誕生した日本独自モデル「OPPO Reno A」シリーズの歴史的大ヒットにより国内での認知を確固たるものとし、今や大手キャリアでも定番モデルとして採用されている。近年は高コスパな実用的モデルにとどまらず、最先端の折りたたみスマホ「Find N」シリーズや、最高峰のフラッグシップ「Find X Ultra」シリーズまで幅広く展開。あらゆるユーザーのニーズに妥協なく応える「総合ブランド」として、日本のスマホ市場において一段と存在感を放つ注目のメーカー。
1. 今のスマホ市場と、OPPOの「現在地」
日本で愛されてきた歴史とデザインの進化を感じる、歴代のOPPOスマホたち。
中村(BIC SIM担当)前回のインタビューから5年が経ちました。現在の日本のスマホ市場のトレンドや、ユーザーニーズの変化をどのように捉えていますか?
丹下さん2021年当時に比べると、日本のスマホ市場は大きく二つの方向に変化したと捉えています。背景にあるのは、昨今の物価高やスマートフォンの全体的な価格高騰です。
ここで面白いのが、ユーザーの心理的変化を身近な「スーパーの卵」に例えると非常に分かりやすいということです。かつては1パック100円の安売りが当たり前でしたが、現在は250円ほどに上がっていますよね。しかしブランドのシールが貼ってあったり、こだわりが明記されていると消費者はそれを「納得して」買っていますよね。スマホ市場でも全く同じことが起きています。
中村確かに、卵に例えると分かりやすいですね。じわじわと気づいたら値上がりしていましたが、高価なスマホでもブランドの信頼性や他とは違う特別感があると使ってみたいと思います。
丹下さん価格が上がっているからこそ、ユーザーの皆様が「価格に対する納得感」をこれまで以上に重視されるようになりました。その一方で、カメラやAIといった「体験価値」に高い関心を持ち、本当に価値のあるものには対価を払う層も確実に存在感を増していると感じます。
市場全体として、この「納得感重視層」と「体験価値重視層」のニーズがより明確に分かれてきているのが現在の特徴です。
OPPOはこれまで「Reno Aシリーズ」を中心に、日本のお客様に寄り添った心地よさを提供してきました。しかし現在の私たちは、その信頼を土台にしながら折りたたみシリーズ(Find Nシリーズ)やカメラを突き詰めた最高峰フラッグシップ(Find X Ultraシリーズ)まで、すべての層に一切妥協のない選択肢をお届けできる総合ブランドへと進化していきます。
2. 最新3機種の深掘りと開発秘話
ここからは、この春夏に登場する最新3機種のこだわりについて、開発の舞台裏を交えてじっくり伺っていきます。
進化した折りたたみスマホ「OPPO Find N6」の魅力
中村4月にリリースされた折りたたみスマホ「OPPO Find N6」ですが、日常のどのような利用シーンを想定して設計されたのでしょうか?
丹下さんFind N6には「折りたたみだから何かを我慢する時代を終わらせたい」という強い想いを込めています。私たちが8年間積み重ねてきた折りたたみ研究の集大成であり、BIC SIMコラムでも「世界一フラットなディスプレイ」と評価いただいた画面の美しさは一番の自信です。
日常のユースケースとしては、主に次の3つのシーンを想定しています。
①ビジネスシーン
上下2画面でWeb会議に参加しながら資料確認やメモ取り、AIによる資料校閲が快適に行えます。大画面なので小さな文字までストレスなくはっきりと見えます。
②オフタイム
通勤電車やベッドの上で、タブレット級の大画面で動画や漫画を大迫力の没入感で楽しめます。
③旅行先でのナビ・検索
画面の半分にマップを表示させながら、もう半分でAIに「近くのバズっているレストラン」を聞いてプロットする、といった行動が1台で完結します。
安心感と使いやすさがさらにアップ「OPPO Reno15 A」
中村続いては、6月に発売された大人気シリーズの最新作「OPPO Reno15 A」の、一番の進化ポイントを教えてください。
丹下さんReno15 Aの一番の進化は、シリーズが大切にしてきた「安心して長く使える心地よさ」をさらに一段磨き上げた点にあります。非常に多くのお客様にご支持いただいている国民的シリーズだからこそ、あえて奇をてらうようなことはしていません。その代わり、日常で最も触れる回数の多い部分──画面の見やすさ、動作のなめらかさ、バッテリー持ち、そして防水やおサイフケータイという、日本のお客様に絶対に欠かせない機能の完成度を徹底的に引き上げました。
チップセットの構成を維持して、インカメラを5,000万画素へと大幅に強化し、バッテリー容量もドーンと大きくしました。バッテリーが大きくなると充電に時間がかかるようになるため、それに合わせて急速充電の速度も大幅に引き上げています。
私たちは数字上のスペック競争ではなく、「実際に使ったときの満足感」に重点的に投資しています。「この価格で、ここまで気持ちよく、毎日にストレスなく使えるのか」と感じていただけることこそが、Reno Aらしさだと考えています。
圧倒的なカメラ性能を誇る最高峰モデル「OPPO Find X9 Ultra」
中村最後に、7月発売の「OPPO Find X9 Ultra」について伺います。昨今、スマホのカメラは「薄さと軽さ」という物理的な限界から進化が頭打ちと言われていますが、なぜ本作は「圧倒的だ」と言い切れるのでしょうか?
丹下さんズバリ、「最終的に出てくる一枚の写真の説得力」がまったく違うからです。
今回のキャッチコピーは「Your next smartphone」ではなく、「Your next camera」。もうスマホではなくカメラであると言い切っています。
それを象徴するのが、名門Hasselblad(ハッセルブラッド)との深い協業です。デザインのモチーフには、ハッセルブラッドの限定最高峰カメラ「X2D 100C Earth Explorer Limited Edition」をオマージュしています。
Find X9 Ultraのサイトキービジュアルもハッセルブラッドの「X2D 100C Earth Explorer Limited Edition」を連想させる仕様になっており、両社の強いパートナーシップを象徴する世界観を表している。
OPPO Find X9 Ultra
X2D 100C Earth Explorer Limited Edition
丹下さんハードウェア構成も、前例のない「5眼カメラシステム」を実現しました。
世界初:光学10倍×5,000万画素の望遠カメラ
日本初:デュアル2億画素カメラ
中村この薄いスマホのボディに、どうやって「光学10倍」もの超望遠を収めたのですか?
丹下さん焦点距離230mm相当という長い光路を収めるため、光を内部で5回反射させるOPPO独自のペリスコープ(潜望鏡)構造を開発しました。さらに、精密な光軸調整と望遠センサーシフト技術を組み合わせることで、10倍ズームでも手ブレを極限まで抑え、細部まで鮮明に捉えることができます。
中村これだけのカメラと、「7,050mAh」もの超大容量バッテリーを積みながら、重量バランスはどうなっているのでしょうか?
丹下さん非常に鋭いご指摘です。これだけのカメラシステムとバッテリーを普通に積むと、上部が重くなって、持った時に「頭が重く感じる」不快なバランスになってしまいます。そこで、バッテリーの素材に「最先端のシリコンカーボン技術」を採用し、従来よりも体積を圧倒的に小さくしつつ、本体の下部に配置することで重心をグッと下げることに成功し、スペック上の重量よりも、手に持った時に「軽やかで扱いやすい」奇跡的なバランスを実現しています。
中村確かに、Reno Aシリーズなどと比較するとどうしても重さはありますが、下に重心があることで手になじみますね。
実用的なモデルで信頼を得てきたOPPOが、今あえて「27万円超えの最高峰」を日本に投下した最大の理由は何ですか?
丹下さん理由は大きく3つあります。
一つは、日本のお客様が世界で最も品質に厳しく、本物を見極める目をお持ちだからこそ、この一切の妥協のないフラッグシップを正しく評価していただける市場だと確信していることです。
二つ目は、これが「OPPOの技術の旗艦」だからです。Find X9 Ultraで磨き上げた最先端のカメラやチューニング技術は、将来的に必ずReno Aシリーズのようなミドルレンジへと還元され、すべてのお客様の体験を向上させます。
そして三つ目は、私たちが「コスパの良いブランド」に留まらず、あらゆるお客様に最適な一台を届けられる「総合ブランド」へ進化したことを、日本の皆様にお伝えしたかったからです。
3. オウガ独自のブランド・マーケティング戦略
後半はOPPOのマーケティング担当をされている崔さんにお話を伺いました。
ターゲットごとに異なる、3機種のプロモーション戦略
中村これだけキャラクターの異なる3機種を展開するにあたり、プロモーションやマーケティング戦略はどのように使い分けているのでしょうか?
崔さん機種によってターゲット層が180度異なるため、マーケティングチャネルも完全に切り分けています。
Reno15 Aはガジェットに詳しくない方でも、日常的に使いやすい端末を想定しているため、オンラインのWeb広告よりも、「オフライン(家電量販店などの店舗)」での実機体験を最重視しています。実際に触って他社と比較してもらうため、過去には原宿でAI体験イベントなども実施しました。
Find N6やFind X9 Ultraはスペックや数字に非常に敏感な方々をメインに想定したモデルですので、そういったお客様は事前にネットで徹底的に調べられるため、オフラインの体験よりも、オンラインの深いレビュー記事やYouTuberによるプロ目線の詳細な動画解説に注力しています。XなどのSNSでの口コミやレビューを参考にされ、そのままオンラインで購入できるルートを重視しています。
ハイエンド市場でOPPOが選ばれる理由
中村強力なライバルが多いハイエンド市場ですが、他社に対するOPPOならではの差別化ポイントは何でしょうか?
崔さんまず、他社のウルトラレベルの機種と比較しても、当社のモデルはカメラ性能が非常に強く、スペックが高いという自負があります。ただ、お伝えしたいのはスペックの高さだけではなく、ソフトウェアや使い心地の面にもかなり配慮しているという点です。
具体的な機能で言いますと、シャッタースピードやISOなどを細かく設定できる『ハッセルブラッドマスターモード』を用意している一方で、特に細かい設定が不要な『オートモード』も搭載しています。オートモードなら、シャッターボタンを押すだけでハッセルブラッド特有の雰囲気ある写真が簡単に撮れます。カメラに詳しい方にはもちろんご満足いただけますし、『ただ簡単に綺麗な写真が撮りたい』という方にも、使いやすいと感じていただけること。これこそが、一番の特徴だと思っています。
ユーザーの「生の声」を次の製品開発へ
中村最後に、既存のOPPOファンに向けたコミュニティ施策や、今後の展望について教えてください。
崔さん私たちはファンとの繋がりを何より大切にしています。新製品の発表会では、数が限られていても「ファンの皆様のための一般参加枠」を確保し、メディアやYouTuberと同じ空間で、同じタイミングでいち早く実機に触れていただける機会を設けています。
また、発売から3ヶ月〜半年後には、既存ユーザーの皆様へ大規模なアンケートを実施し、「満足している点」だけでなく「改善してほしい生の声」を徹底的に収集しています。ここでいただいたフィードバックは、次回のソフトウェアアップデートや、次世代機種の開発へダイレクトに反映させています。
中村ファン同士が発信したり繋がれたりするようなコミュニティはあるのですか?
崔さん現状はありませんが、ファンの方が自主的に作ってくれている非公式のファンサイトなどを拝見し、非常にありがたいと思っています。今後は公式としても、ファンの皆様がより深く繋がれるようなオンラインコミュニティの場をどう作っていくか、考えていきたいです。
インタビューを終えて
今回の取材を通じて、OPPOの製品ラインナップがスペックの高さだけを追求するのではなく、それぞれのユーザーの生活に徹底的に寄り添った「体験の心地よさ」を追求していることがひしひしと伝わってきました。
特に、最上位モデルの「Find X9 Ultra」のカメラモジュールやバッテリー配置の裏話は、メーカーとしての並々ならぬこだわりを感じる、非常にワクワクする内容でした。
今回ご紹介した「OPPO Find N6」「OPPO Reno15 A」「OPPO Find X9 Ultra」は、いずれもBIC SIMでのご利用に対応しています。月々の通信費を抑えられる格安SIMの「BIC SIM」と、妥協のない最新スマートフォンを組み合わせることで、トータルコストを賢く抑えながら最高のスマホライフを楽しむことができます。
機種変更を検討されている方は、ぜひビックカメラ店頭の格安SIMカウンター、またはWebサイトをチェックしてみてくださいね!
この記事を書いた著者:中村 萌
大手キャリアの店長として、数多くのお客様のリアルな声に触れてきた経験を基に、現在はBIC SIMのWEBマーケティングを担当。スマホ選びで後悔しないためのポイントや、おトクな情報を分かりやすく解説します。
監修者:門田 啓佑
役職/職業:MVNO事業部長/BIC SIM責任者
大手通信キャリアで店長・エリアマネージャーを歴任し、全国規模の接客コンテストで優勝。その経験を基に、現在はBIC SIM事業責任者として、お客様に最適なサービスの企画・運営を統括する。

