「ROG Phone Ⅱ」をレビュー!最強ゲーミングスマホの衝撃的スペック!
ゲーミングスマホで名高い「ROG Phone」の後継機として発表されました「ROG Phone Ⅱ」ですが、先代同様に徹底したゲーミング仕様と超ハイスペックの端末となっております。「この世界を、支配する」というキャッチコピーを掲げられておりますが、我々ユーザーにどんな世界を見せてくれるのか非常に楽しみです。
「ROG Phone Ⅱ」の外観や付属品をチェック
それでは早速、外観や付属品をチェックしていきたいと思います。
外箱からして凄い、こだわりの世界観
まず触れずにはいられない外箱ですが、先代「ROG Phone」と同様に六角柱のデザインとなっております。
もう、この外箱を開けてる時点でワクワク感が止まりません。
開けてみるとこんな感じです。主な付属品は、USB ACアダプターセット、SIMイジェクトピン、AeroCase、AeroActive Cooler Ⅱ、ユーザーマニュアル、製品保証書となっておりますが、いくつか気になる物があるので端末の外観と共に見ていきたいと思います。
先代より継承、メタリックでサイバーなデザイン。
七色に反射するラインや七色に変色するシステムライトがサイバー感を演出しており、外箱と同様にこだわりの世界観を生み出しております。
端末がアクティブ状態だとライトが点灯し、スタンバイ状態になると消灯します。システムライトの点灯については設定画面より調整が可能です。
付属品の専用ケースを装着しても、ちゃんとシステムライトが露出しておりデザイン性を損ないません。さらに放熱性能を極力落とさないように設計されてるようです。
長時間のプレイも安心!専用冷却装置「AeroActive Cooler Ⅱ」
付属品の中でひと際存在感を放つのがやはり「AeroActive Cooler Ⅱ」です。重たい処理が求められるゲームをプレイしているとスマホがとてつもない熱を発する事があります。ゲーミングスマホの中には独自の冷却装置を用意している端末もありますが、この「ROG Phone Ⅱ」もその一つです。
端末横にあるサイドマウントコネクターに差し込み、端末を挟むように装着します。
お気付きかもしれませんが、ちゃんとシステムライトが光ります。
「AeroActive Cooler Ⅱ」の下部にはUSBポートとイヤホンジャックが付いており、装着状態でも快適にプレイが出来るようになっております。
お気付きかもしれませんが、ここも光ります。
さらに「AeroActive Cooler Ⅱ」に同じく付属品のパーツを付けると
立たせる事が出来ます!
ふだん「AeroActive Cooler Ⅱ」を使わない時はサイドマウントコネクターに付属のキャップを差し込めばホコリが溜まるのも防げます。
写真では解りやすくするため中途半端な所で止めておりますが、実際は奥までキレイに差し込めます。基本の付属品でここまで丁寧にケアしてくれるのは、かなり嬉しいポイントです!
通常のUSBポートとイヤホンジャックは端末下部に、SIMトレーも画面向かって左側の下の方に付いております。
システム統合管理アプリ「Armoury Crate」
ホーム画面最下部の真ん中にある三角形のようなアイコンをタップするとゲームに係わるシステムの統合管理アプリが起動します。
このアプリではスライド感度、タッチ感度、ディスプレイのリフレッシュレート、CPUパフォーマンス、通話優先モードなど、かなり細かい設定を行う事ができます。しかもゲームアプリごとに設定出来るので、様々なプレイスタイルに合わせてカスタマイズする事が可能です。
コンソールでは端末の状態の確認や、AirTriggerⅡ、ファンスピード、システムライトなどの設定ができます。
ちなみに「AirTriggerⅡ」とはスマホを横持ちした際に画面上部の左右の縁を、まるでコントローラーのLRボタンのように使用できる機能です。画面内のボタンを割り当てたり、タップ以外にもスワイプといったアクションも指定できます。タップすると微細に振動し、ちゃんとリアクションが返ってくる事でキータッチを認識できるため、違和感なく快適に使用できます。
また、これらの設定は「Armoury Crate」の画面以外でも設定可能です。
ゲームアプリの画面で、画面の左側を右にスワイプする事で設定メニューが表示されます。実際にプレイしながらチューニングできるので便利です。
ゲーム特化モード「Xモード」
先代「ROG Phone」に続き「ROG Phone Ⅱ」でもゲーム特化モードの「Xモード」が存在します。「Xモード」を有効にすると、バックグラウンドのメモリの解放や、AeroActive Cooler Ⅱ 装着時には冷却効果を最大化したり、ゲームに対するパフォーマンスを最大限に引き上げてくれます。これは思わず「必殺!Xモード!」とか言いながらオンしたくなりますね。
「ROG Phone Ⅱ」のスペック
製品名 | ROG Phone Ⅱ(ZS660KL) | ||
---|---|---|---|
本体カラー | マットブラック | ブラックグレア | |
プラットフォーム | Android™ 9.0(ROG UI) | ||
プロセッサー | プロセッサー名 | Qualcomm® Snapdragon™ 855 Plus(オクタコアCPU) | |
動作周波数 | 2.96GHz | ||
メインメモリ | 搭載容量 | 12GB | |
仕様 | LPDDR4X | ||
表示機能 | ディスプレイ | 6.59型ワイド AMOLEDディスプレイ、Corning® Gorilla® Glass 6 | |
解像度 | 2,340×1,080ドット(フルHD+) | ||
グラフィックス機能 | Adreno 640 | ||
記憶装置 | 内蔵ストレージ | 1TB(UFS 3.0) | 512GB(UFS 3.0) |
サウンド機能 | サウンド規格 | Hi-Res、DTS:X™ Ultra | |
スピーカー | デュアルフロントスピーカー内蔵 | ||
マイク | クアッドマイク内蔵 | ||
カメラ | アウトカメラ | 4,800万画素カメラ内蔵(メインカメラ)、1,300万画素広角カメラ内蔵(2ndカメラ)LEDフラッシュ | |
インカメラ | 2,400万画素カメラ内蔵 | ||
センサー | GPS(GLONASS、BeiDou、Galileo、QZSSサポート)、加速度センサー、電子コンパス、光センサー、 近接センサー、ジャイロスコープ、指紋センサー(画面内認証)、磁気センサー、NFC 、超音波センサー | ||
通信機能 | 無線LAN | IEEE802.11a/b/g/n/ac(周波数帯域:2.4GHz/5GHz)、IEEE802.11ad(周波数帯域:60GHz) | |
Bluetooth®機能 | Bluetooth® 5.0 | ||
通信方式 | FDD-LTE | B1 / B2 / B3 / B4 / B5 / B7 / B8 / B13 / B18 / B19 / B20 / B26 / B28 / B29 / B32 / B66 | |
TD-LTE | B34 / B38 / B39 / B40 / B41 / B46 | ||
キャリアアグリゲーション | 6CA(DL)/2CA(UL)対応 | 5CA(DL)/2CA(UL)対応 | |
W-CDMA | B1 / B2 / B3 / B4 / B5 / B6 / B8 / B19 | ||
GSM/EDGE | 850/900/1,800/1,900MHz | ||
テザリング機能 | 対応 | ||
入力機能 | ポインティングデバイス | 10点マルチタッチ・スクリーン(静電容量方式) | |
インターフェース | USBポート | USB Type-C×1(USB 2.0) | |
サイドマウントコネクター(48ピン) | USB Type-C×1(USB 3.1 Gen1) | ||
SIMカードスロット | nanoSIMスロット×2 | ||
オーディオ | マイクロホン/ヘッドホン・コンボジャック×1 | ||
電源 | USB ACアダプターまたはリチウムポリマーバッテリー | ||
バッテリー駆動時間 | Wi-Fi通信時 | 約21時間 | |
モバイル通信時 | 約20時間 | ||
連続通話時間 | 約3,120分(3G)、約2,640分(VoLTE) | ||
連続待受時間 | 約624時間(3G)、約720時間(VoLTE) | ||
バッテリー充電時間 | 約1.7時間 | ||
バッテリー容量 | 6,000mAh | ||
消費電力 | 最大30W(Quick Charge 4.0/USB Power Delivery 3.0対応) | ||
サイズ | 高さ約170.9mm×幅約77.6mm×奥行き約9.4mm | ||
質量 | 約240g | ||
保証期間 | 端末本体/本体内蔵バッテリー/USB AC アダプターセット :購入日より12ヶ月間の日本国内保証 | ||
主な付属品 | USB ACアダプターセット 、SIMイジェクトピン、AeroCase、AeroActive Cooler Ⅱ、ユーザーマニュアル、製品保証書 |
やりすぎの超絶スペック
CPU、メモリ、ストレージ、グラフィックス機能などなど、あらゆる項目で既存端末の最高峰となっております。ローモデルでもメモリ12GB、ストレージも512GBあり、ハイモデルではストレージ1TBです。バッテリー容量も6,000mAhという抜きん出た容量で、これでもかってぐらいのスペックです。個人的にはデュアルフロントスピーカーがお気に入りで、イヤホン無しでゲームをプレイした際のサウンドが、一般的な端末と比べると迫力や臨場感が桁違いでした。ゲーム以外に動画鑑賞にも最適だなと感じました。
ゲームだけじゃない!高性能カメラ
ゲーミングスマホなのでついついゲーム関連の機能に気を取られがちですがカメラも4,800万画素というハイスペックで、当初予定していなかったカメラ機能のレビューも行いました。
料理は結構暗い店内で撮影しましたが何ら問題なくキレイに撮れました。ちゃんと後景もボケていて本格的な写真が撮影可能です。花はとても色鮮やかで花に群がっていたハチを接写しましたが、体毛まできめ細やかに撮影できております。
「ROG Phone Ⅱ」のまとめ
思わず笑ってしまうぐらいのハイスペックさと、ゲームプレイのための機能も万全。何よりASUS社のゲーミングスマホへの徹底したこだわりや情熱を感じる端末です。普段使いとしては大きさと重さが少々気になるかもしれませんが、それを遥かに凌ぐ魅力を感じました。
「ROG Phone Ⅱ」はこんな方にオススメ!
- とにかくゲームを快適にプレイしたい
- 写真もキレイに撮影したい
- 迫力のあるサウンドで動画が見たい