「arrows M05」をレビュー!簡単・安心の優しいスマホ
本日12月11日に発表となりました富士通「arrows M05」ですが、先代モデルの「arrows M04」では防水・防塵、FeliCa対応、ワンセグ対応など国産メーカーならではの特長がありました。果たして本端末ではどこまで継承・進化されているのか楽しみです。
「arrows M05」の外見や付属品をチェック!
まずは気になる外見と付属品から見て行きたいと思います。
シンプルなデザインと手に馴染む触り心地
カラーはシンプルにブラックとホワイトの2色。メタリックなカラーは煌びやかでカッコいいのですが、滑りやすかったり指紋が目立ったりという側面がある一方、こういうマットなカラ―は派手さこそ無いものの、程よい手触りで操作しやすくて良いです。
端末背面の向かって左側には電源ボタンや音量キーなどが並んでおりますがマイクのマークのボタンを押すとGoogleアシスタントが立ち上がります。また、その最下方には先代の「M04」同様にストラップホールがあり、国産メーカーらしさを残しております。
背面にはポートレート対応のデュアルカメラが搭載されております。その他、FeliCaのタッチポイントマークや指紋センサーが並びます。
こちらの指紋センサーですが、実は指紋認証だけでなく画面操作にも使用が可能なのです。
上下左右のスクロールの他、長押しすると画面を拡大してくれる機能までついております。
端末下部にはマイクとスピーカーとType-CのUSBポート、端末上部にはイヤホンジャックとセカンドマイクが並びます。
nanoSIM、microSDカード対応SIMトレー
SIMトレーは背面向かって右側上部にありSIMピンで開ける形です
デュアルSIMには対応しておらず、nanoSIMカードとmicroSDカード(最大400GB)がそれぞれ1枚ずつ入ります。そしてよく見てみるとフレームに「画面側」という表記があり、トレーを差し込む際にどちらを上にすれば良いか、ちゃんと解るようになっております。こういうさりげない心遣いが良いですね。
同梱物はほぼ無し
同梱物は、SIMピン、スタートガイドなどのマニュアル関連、保証書といった内容で必要最低限の物しか入っておりませんので、Type-Cの充電器をお持ちでない方は別途購入が必要となります。
スマホに慣れてない方でも安心「シンプルモード」
arrowsシリーズならではのシンプルモードは「arrows M05」でも健在です。
左が通常モードのホーム画面。右がシンプルモードのホーム画面です。よく使うであろうアプリのアイコンが、タップミスが起こりにくい間隔で配置されております。
電話のキーボタンや文字など大きく表示されており、使いやすさを優先したUIとなっております。
その他、シンプルモード特有ではないのですが手書き文字入力モードもあり、漢字は解るけど読みが解らないから入力に困るといった時にも助かります。
「arrows M05」のカメラ性能をチェック
「arrows M05」では新たにデュアルカメラが採用されておりポートレート機能などに対応しております。
いわゆる「AIカメラ」みたいなモードは無いので、撮影条件によっては自分でホワイトバランスや露出の設定を行う必要があります。
ポートレートモードでは、ぼかしレベルを調整可能で自分好みの仕上がりに調整できます。
左から順にぼかしレベルを変えてます
ただ、ポートレートモードの切り替えが撮影画面上で切り替えられず、一度メニューボタンの中に入って行って選択しなくてはならないので少々不便だなと感じました。画質に関しては、特に写真にこだわりはない人であれば問題ないぐらいだと思います。
「arrows M05」のスペック
サイズ(H×W×D) | 約149×72×8.8mm | |
---|---|---|
質量 | 約166g | |
連続待受時間 | LTE:約540時間/3G:約570時間/GSM:約460時間 | |
連続通話時間 | LTE:約1,150分/3G:約960分/GSM:約980分 | |
ディスプレイ/解像度 | 約5.8インチ/FHD+(2,280×1,080ドット) | |
カメラ | アウトカメラ | 有効画素数 約1,310万画素+500万画素 CMOS |
インカメラ | 有効画素数 約800万画素 CMOS | |
CPU | SDM450(オクタコア)1.8GHz | |
内蔵メモリ | RAM:3GB ROM:32GB | |
電池容量 | 2,880mAh ※着脱不可 | |
OS | AndroidTM 9 | |
生体認証 | 指紋認証 | |
防水/防塵/MIL規格 | ○(IPX5/8)/○(IP6X)/ 耐衝撃(落下) | |
NFC/おサイフケータイ | ○(Read/Write/PtoPのみ)/○(FeliCa) | |
最大通信速度 下り/上り | 150Mbps/50Mbps | |
対応バンド | LTE | B1/B3/B5/B12/B17/B19/B26(18) |
3G | B1/B5/B6/B19 | |
GSM | 850MHz/GSM 900MHz/1800MHz/1900MHz | |
外部メモリ | microSD/microSDHC/microSDXC(最大400GB) | |
Bluetooth | ○(4.2) | |
Wi-Fi | ○(IEEE802.11a/b/g/n/ac)2.4GHz/5GHz | |
ハイレゾオーディオ | ○ | |
充電・接続端子 | USB Type-C |
先代と端末の大きさ自体は大差ないのですが、ディスプレイ占有率が上がっているためディスプレイサイズが5.0インチから5.8インチと大きくなっております。メモリ関連はROMが16GBから32GBとなり、ローエンドモデルで言えば一般的な容量となっております。カメラはメインカメラなどスペックに変化は無いのですが先述の通りデュアルカメラへと進化を遂げています。
「arrows M05」のまとめ
防水・防塵・耐衝撃や落下防止に役立つストラップも付けられるので安心して使える1台です。またシンプルモードや手書き文字入力、背面センサーでのスクロール操作など、使い勝手を向上する機能もあるのでスマホの使用に不安がある方にはちょうど良い端末だと感じました。
「arrows M05」はこんな方にオススメ!
- スマホを安めに抑えたい
- おサイフケータイ®を使いたい
- 水没や落下による故障のリスクを減らしたい
- 文字を大きく、簡単に使いたい。