「OPPO A54 5G」をレビュー!高リフレッシュレートの大画面ディスプレイに4,800万画素高機能カメラ
2021年6月25日よりSIMフリー版が発売となった「OPPO A54 5G」ですが、OPPOの中でも低価格帯に位置づけされる「Aシリーズ」の最新モデルとなります。
低価格帯とは言えスペックが低いという訳ではなく、毎回そのコストパフォーマンスには驚かされますが、今回の「OPPO A54 5G」ではいかがでしょうか。早速レビューしていきたいと思います。
「OPPO A54 5G」の外観や同梱品をチェック
まずは外観や同梱品を見て行きたいと思います。
メタリックでマットな質感のデザイン
カラーはファンタスティックパープルとシルバーブラックの2色となり、かなり両極端です。
メタリックながらマットな質感なので、シルバーブラックの方は落ち着きの中にも煌びやかさを残したようなバランスとなってますが、ファンタスティックパープルはマットに仕上げたぐらいでは隠し切れない存在感を放っています。
普通のカラーでは満足できない方にはファンタスティックパープルがお勧めですね。
6.5インチ、高リフレッシュレート、フルHD+の美麗ディスプレイ
続いてディスプレイですが、こちらはどうやら同ブランド内の「OPPO Reno5 A」と同じスペックのようです。ディスプレイサイズ6.5インチでリフレッシュレートも90Hz、解像度もフルHD+の(2,400×1,080)と全く同じです。
ただし端末のサイズは横幅74.7mm×縦幅162.9mm×厚さ8.4mmと本当にわずかですが「OPPO Reno5 A」に比べ「OPPO A54 5G」の方が大きいようです。恐らく「OPPO A54 5G」の方がバッテリー容量が大きいためだと思います。
インカメラについても全く一緒のようですね。ノッチは無くディスプレイ左上にインカメラが設置されている形です。
4,800万画素、広角、マクロにも対応した4眼カメラ
カメラについても見た目は「OPPO Reno5 A」とほぼ変わらず、違いがあるとしたら画素数が6,400万画素に対し「OPPO A54 5G」は4,800万画素になります。
カメラ部分の隆起についても同様に、ケースを付けるのは必須となりそうですが、クリアタイプのスマホケースが同梱されているので安心です。
付けてみるとこんな感じです。レンズ部分だけ穴が開いており、レンズ周りの黒いカメラユニット部分もカバーしてくれています。
インターフェース関連
SIMタイプはnanoSIMのみでeSIMには対応しておりません。DSDV(Dual SIM Dual VoLTE)対応で、VoLTEはdocomo、au、Rakuten、Y!mobileに対応しておりますがその他のキャリアについては動作保証が取れていないようなので要注意です。(BIC SIMやその他MVNOでも利用回線がdocomoやauのVoLTE対応のSIMであれば問題ございません。)
SIMトレーはトリプルスロットなので最大「SIMカード2枚」と「SDカード」という形で利用可能です。外部メモリはmicroSDXCに対応し最大1TBまで利用できます。
USBポートはType-CでOTG対応です。別途イヤホンジャックが付いているので、USBと有線イヤホンの併用が可能です。
同梱品
同梱品は、SIM取出し用ピン、保護ケース、保護フィルム(貼付済み)、安全ガイド、クイックガイドになります。充電器が同梱されていないので、お持ちでない方は別途用意する必要があります。
「OPPO A54 5G」のカメラ性能をチェック
「OPPO A54 5G」はメインカメラ約4,800万画素、超広角カメラ約800万画素、モノクロカメラ約200万画素、マクロカメラ約200万画素の4眼カメラです。「OPPO Reno5 A」と比べるとメインカメラの画素数が劣りますが、それでも4,800万画素なので十分すぎるスペックだと思います。
カメラ機能も「OPPO Reno5 A」と同様に、夜景、パノラマ、ポートレート、マクロ、といった撮影モードのほか、1億800万相当の画素数で撮影可能な超高解像度モードまで搭載しており、メインカメラの画素数以外はかなり近い性能のようです。
撮影モードのインターフェースも同様に、手元の操作で広角から最大5倍までの画角や、夜景、動画、ポートレートといった撮影モードがワンタッチで切り替えできます。
実際に撮影してチェック
料理や花など撮影対象によってAIが適切な設定で撮影してくれるので簡単にきれいな写真が撮れます。
広角・望遠・マクロモード
まずは広角モードを試してみました。1枚目が通常で2枚目が広角です。
通常モードでは入りきらなかった煙突がすっぽり収まっております。広角レンズは800万画素ですが十分きれいですね。
続いて望遠モードです。1枚目が通常で2枚目が5倍ズームです。
完全に鳩が油断しております。これなら警戒心の強い野良猫でも撮影できそうです。
続いてマクロモードです。1枚目が通常、2枚目がマクロモードです。
飛び回る蝶を撮影したのでかなり難しかったのですが、シャッターを連射した中で捉えた写真です。
静止物の方がより接写した写真が撮れると思いますが、蝶のように動き回る被写体でもマクロモードで撮影できるという事が解りました。
夜景モード
最後に夜景モードです。1枚目が通常、2枚目が夜景モードです。
ちょっと解りにくいかもしれませんが、写真右側の看板の違いを見ると一目瞭然だと思います。
通常モードでは光の輪郭がぼやけていますが、夜景モードはくっきりしているので全体的に締まった写真になっております。
「OPPO A54 5G」のスペック
カラー | ファンタスティックパープル / シルバーブラック |
---|---|
サイズ | 約74.7mm×162.9mm×8.4mm |
ディスプレイ | 約6.5インチ / フルHD+(2400×1080) / TFT-LCD |
重量 | 約190g |
OS | ColorOS 11 (based on Android ™11) |
CPU |
Qualcomm®Snapdragon™480 5G オクタコアCPU: 2.0GHz×2+1.8GHz×6 |
内蔵メモリ | RAM 4GB / ROM 64GB |
外部メモリ | microSDXC™ 最大1TB |
バッテリー容量 | 5,000mAh |
充電時間 | 約136分(18W(9V/2A)のUSB PD/ACアダプター使用時) |
急速充電 |
Qualcomm®Quick Charge™2.0(18W) USB Power Delivery2.0(18W) |
連続通話時間 | 約2,700分 |
連続待受時間 | 約400時間 |
アウトカメラ |
[メイン] 約4,800万画素 (F値1.7) [超広角] 約800万画素 (F値2.2 / 画角119°) [モノクロ] 約200万画素 (F値2.4) [マクロ] 約200万画素 (F値2.4) |
インカメラ | 約1,600万画素 (ƒ/2.0 絞り値) |
SIMカードスロット |
トリプルスロット nanoSIM×2 + microSD×1 |
SIMタイプ | nanoSIM |
対応周波数 |
5G NR: n3 / n28 / n77 / n78 FDD LTE: Bands 1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 7 / 8 / 12 / 17 / 18 / 19 / 20 / 26 / 28 TD LTE: Bands 38 / 39 / 40 / 41 / 42 WCDMA: Bands 1 / 2 / 4 / 5 / 6 / 8 / 19 GSM: 850 / 900 / 1800 / 1900MHz キャリアアグリゲーション対応 |
無線通信方式 |
Wi-Fi®:2.4/5GHz 802.11a/b/g/n/ac テザリング対応 |
Bluetooth | Ver.5.1 |
サウンドシステム | モノラルスピーカー / 3.5mm イヤホンジャック |
生体認証 | 側面指紋認証・顔認証 |
センサー |
磁気センサー / 近接センサー / 光センサー / 加速度センサー / ジャイロセンサー / ステップカウント機能対応 |
位置情報 | GPS / Beidou / GLONASS / QZSS |
USBポート | USB Type-C™ / USB 2.0対応 / OTG対応 |
本体付属品 |
SIM取出し用ピン×1 / 保護ケース×1 / 保護フィルム(貼付済み)×1 / 安全ガイド×1 / クイックガイド×1 |
「OPPO Reno5 A」のような防水・防塵、おサイフケータイ、eSIMなどには対応しておりませんが、大容量バッテリーの他、ディスプレイやカメラ性能も高く、コスパとしてはかなり優秀だと思います。
eSIMを使ってみたい、おサイフケータイを利用したい、防水防塵じゃないと不安、などなければ高い満足度を得られる1台だと感じました。
「OPPO A54 5G」のまとめ
全体的に「OPPO Reno5 A」と近しいスペックとなっており、大きな違いとしては、eSIMやおサイフケータイに対応していない、防水・防塵対応ではない、といったところでしょうか。
とにかく価格は抑えたいけどスペックも諦めたくないという方には是非おすすめしたい端末でした。
「OPPO A54 5G」のポイント!
- 約4,800万画素の高画素数、高機能カメラ
- 高フレッシュレートの美麗ディスプレイ
- 急速充電対応の大容量バッテリー
- 「5G」にも対応