「AQUOS R6」SIMフリーモデルをレビュー!世界的カメラメーカー「ライカ」全面協業の1眼カメラ
キャリアモデルが先行発売されていた「AQUOS R6」のSIMフリーモデルが2021年9月24日に発売となりました。本機といえば世界的カメラメーカーのライカ(Leica)とカメラ開発で全面協業したモデルであり、ライカファンはもちろんの事、とにかくカメラ性能にこだわりたいスマホユーザーにとっても注目の端末です。
本機を楽しみに待っていた格安SIMユーザーもいるのではないでしょうか。本記事では実際に噂のカメラで撮影などしつつレビューをしていきたいと思います。
「AQUOS R6」の外観や同梱品をレビュー
「早速カメラ性能を...」と行きたい所ですが、まずは外観などからチェックしていきたいと思います。
光沢感のあるブラック
カラーはブラックの1色となっており、光沢感のある仕上がりをしております。非常にシンプルながらカメラユニットの存在感とカラーリングがマッチしており、クールなかっこよさを感じます。
手触りはディスプレイと同様なガラスの触感で、目を閉じて触れるとどちらがディスプレイなのか区別できないぐらいです。
6.6インチ、最大リフレッシュレート240Hzの有機ELディスプレイ
ディスプレイは6.6インチと大きめとなっております。そして注目なのは最大240Hzというかなり高い水準のリフレッシュレートでして、"最大"と表記していますが表示の条件や状態によって自動でリフレッシュレートを変化させるようです。
メーカー情報によると世界初との事で、この技術により「滑らか・くっきり」でありながら省エネという、見やすさと電池持ちを両立させることができるようです。
両サイドのエッジ部分がカーブしており、画面がとても大きく感じます。
ノッチは無くインカメラが上部にあるだけで、指紋センサーは画面内なので画面占有率も非常に高いですね。
広角・標準・望遠すべてに対応した1眼カメラ
最近は3~4眼と各種特化したレンズを搭載したスマホが多い中、本機「AQUOS R6」は全てをライカと全面協業で開発した1眼カメラでカバーします。
画素数は2,020万画素で、上記の通り1眼のため、広角・標準・望遠のすべてが同じ画素数です。
1眼ですが、3~4眼の他機種以上に大きいカメラユニットです。メーカー情報によると高性能デジタルカメラ用のセンサーをそのままスマホに搭載しているようですね。
インターフェース関連
SIMトレーは端末上部にあり、同梱されているピンを穴に刺すと出てきます。SIMタイプはnanoSIMのみでeSIMには対応していないようです。
DSDV(Dual SIM Dual VoLTE)対応ですが、片方はmicroSDカードスロットと兼用なので、SIM×SIMか、SIM×SDカードのどちらかになります。外部メモリはmicroSDXC対応で最大1TBまで利用可能です。
端末下部にはイヤホンジャックとTYPE-CのUSBポートがあります。
同梱品
同梱品はスマホの他、保証書、クイックスタートガイド、SIM取出し用ピン、クイックスイッチアダプターとなっております。
「AQUOS R6」のカメラ性能をチェック!
画素数については先述の通りアウトカメラは1眼なので、広角だろうと望遠だろうと2,020万画素です。
手元の操作で変えられる静止画のモードとしてはオート、マニュアル、ナイトモード、背景ぼかしとなっております。またシャッターボタン左にある人型のアイコン部分をタップすると、標準、望遠、広角と切り替えが可能でタップ操作で切り替わる望遠は2倍程度になっているため、それ以上の倍率にしたい場合は画面内をピンチアウトすると倍率が上がります。
マニュアル撮影モードでは明瞭度、コントラスト、色合い、フォーカス、シャッタースピード、ISO、ホワイトバランスを手動で調整する事ができ、自分好みの仕上がりで撮影できます。
実際に撮ってみた
全てAIオートでの撮影となり恐縮ですが色々撮影してみました。
カメラを起動してモニターに映る画像を見るだけで写真の雰囲気が全然違うと感じました。色の補正感はなく、遠景のぼかしも「背景ぼかしモード」じゃない通常のAIオートでも良い感じに仕上げてくれます。
望遠・広角・夜景モード
まずは望遠モードです。1枚目が通常で2枚目は最大望遠である6倍となります。
ちょっと色味は落ちますが、十分写真として成立するクオリティだと感じました。滝の細かい流れまでしっかり捉えております。
続いて広角・夜景モードですが今回は同じタイミングで撮影しております。1枚目が標準の通常モード、2枚目が標準の夜景モードです。
次に1枚目が広角の通常モード、2枚目が広角の夜景モードです。
違いとしては水面の反射や夜空の明るさなどが大きく違うと思いますが、個人的にはこれぐらいの光量の夜景であればむしろ通常モードの撮影の方が良いと感じました。ただ、発光物などの輪郭は夜景モードの方がしっかり撮れるので、対象物次第で使分けると良いと思います。
ちなみに夜景モードでの撮影では14秒ほどスマホを固定する必要があるので手持ちでは厳しい印象です。
「AQUOS R6」のスペック
カラーバリエーション | ブラック(B) | ||
---|---|---|---|
セットサイズ | 高さ約162mm×幅約74mm×厚さ約9.5mm | ||
質量 | 約207g | ||
CPU | Qualcomm(R) SnapdragonTM 888 5G mobile platform | ||
2.8GHz+1.8GHz オクタコア | |||
ディスプレイ | 約6.6インチ Pro IGZO OLED 1,260×2,730ドット WUXGA+ | ||
電池容量 | 5,000mAh(内蔵) | ||
連続利用時間 | 通話時間 | VoLTE:約2,120分/3G:約1,760分 | |
待受時間(静止時) | LTE:約520時間/3G:約520時間 | ||
メモリ | RAM 12GB / ROM 128GB (外部最大1TB microSDXCカード) | ||
カメラ | アウトカメラ |
有効画素数 約2,020万画素 CMOS ライカ監修1インチセンサー、「ズミクロン」レンズ |
|
インカメラ | 有効画素数 約1,260万画素 CMOS | ||
カメラ機能 | AIオート、AIライブシャッター、AIライブストーリーPro、背景ぼかし、フォーカス再生 | ||
対応バンド | 5G | n77/n78/n79 | |
4G |
FDD : B1/ B2/ B3/ B4/ B5/ B7/ B8/ B12/ B13/ B17/ B18/ B19/ B20/ B21/ B28 TDD:B38/ B39/ B40/ B41/ B42 |
||
3G | B1 / B2 / B4 / B5 / B8 | ||
GSM | 850/900/1800/1900MHz | ||
sXGP *2 | 〇 | ||
プラットフォーム | AndroidTM11 | ||
生体認証 | 指紋認証/顔認証 | ||
センサー | GPS(GPS、GLONASS、BeiDou、Galileo、QZSS対応)/加速度/地磁気/ジャイロ/近接/照度 | ||
Wi-Fi | IEEE802.11a/b/g/n(Wi-Fi 4)/ac(Wi-Fi 5)/ax(Wi-Fi 6)(2.4GHz/5GHz) | ||
Bluetooth | 5.2 | ||
テザリング | ○(Wi-Fi×10台、USB×1台、Bluetooth×4台 最大10台) | ||
FeliCa/NFC | ○/○ | ||
防水・防塵 | 防水(IPX5/8)(お風呂防水対応)・防塵(IP6X) | ||
その他特長 | テザリングオート、Payトリガー、FMラジオ*4、ハイレゾ*5、アルコール除菌シート対応*6、かんたんモード(AQUOSかんたんホーム)、スクロールオート、OSバージョンアップ最大2年2回 | ||
SIMカードサイズ、スロット数 | nanoSIM×2(うち1スロットは、microSDカードスロットと兼用)、DSDV対応 | ||
同梱品 | 本体/保証書/クイックスタートガイド/SIM取出し用ピン、クイックスイッチアダプター(試供品) |
CPUがQualcomm(R) SnapdragonTM 888 5G mobile platformと今まで触れてきたカメラやディスプレイ以外でも素晴らしいスペックです。
さすがハイエンドスマホという感じでモリモリのスペックですが、重量が207gと若干重めに感じるかもしれません。
「AQUOS R6」のまとめ
各種性能に関しては「THEハイエンドスマホ」という感じですが、やはり特筆すべきはライカとの全面協業によるカメラになります。
AIオートで手軽に質の良い写真を楽しむのも良し、マニュアル設定でこだわった写真を撮るのも良し、防水仕様なので水辺の撮影でも安心です。
ライカファンの方はもちろんの事、ひと味違うスマホカメラを使ってみたいという方も是非検討してみてください!
「AQUOS R6」はこんな方にオススメ!
- ライカのカメラが大好き
- 写真にとことんこだわりたい
- ハイスペックスマホを使ってみたい