格安SIMならビックカメラの「BIC SIM」
安心の高品質通話&高速データ通信
特集

信じるか信じないかはあなた次第・・・秋の夜長にMr.都市伝説 関暁夫さんと聞くスマホにまつわる都市伝説

信じるか信じないかはあなた次第・・・秋の夜長にMr.都市伝説 関暁夫さんと聞くスマホにまつわる都市伝説

いつの世もまことしやかに囁かれる都市伝説。われわれの生活に欠かせないものとなったスマホ(スマートフォン)についても、さまざまな都市伝説が生まれています。毎日手にしているスマホの裏に、実はこんな陰謀が隠されていたなんて......。

今回は、ネットの世界で語られているスマホにまつわる都市伝説を紹介。さらにMr.都市伝説 関暁夫さんに、スマホの都市伝説に隠された真実を教えていただきます。

これからのお話はあくまで都市伝説です。

iPhoneから人気アプリまで・・・スマホにまつわる都市伝説

ある秋の日、男たちは都内某所に集っていた。ある目的を持って...。そう、彼らはネットの世界にうごめく都市伝説を三度の飯より愛する男たち。彼らは今日のために手に入れたとっておきの都市伝説を語り合おうと、秘密裏に集まったのだった。

5名の画像

参加したのは、この5名。
A=iPhone至上主義。とにかくスティーブ・ジョブズの言うことは絶対だと思っている。
B=Twitter廃人。Twitterパトロールに余念がなく、本業に支障をきたしている。
C=LINEおじさん。スタンプをやたらと使いすぎて、若者からひかれている。
D=アプリマニア。話題のアプリは片っ端から試してみるが、スマホには使っていないアプリの残骸が。
E=スマホゲーム中毒。時間の無駄だと思いつつもツムツムを異常にやり込んでしまう。最近は「ドラクエウォーク」ダイエットに挑戦中。

A:皆さん揃ったところで、そろそろ始めましょうか。まずは、私の話から......。

その時、5人は大きな光に包まれた......!
目を覚ました5人の前には、謎の男が立っていた。

謎の男:ようこそセキルバーグカフェへ。その話、私にも聞かせていただけますか?

突如現れたこの男こそ、誰あろうMr.都市伝説 関暁夫その人だったのだ!

関 暁夫さん

B:関さんじゃないですか!

C:お目にかかれるなんて光栄です!

都市伝説の不思議な力に導かれ、男たちは都市伝説ファンの聖地、関さんが運営するセキルバーグカフェにやってきたのだ。Mr.都市伝説を加え、いよいよ秘密の会合は幕を開けたのだった......。

セキルバーグカフェ

セキルバーグカフェ

セキルバーグカフェ

セキルバーグカフェ

「iPhoneの"指紋認証"はジョブズの遺産目的」

A:では、まずは僕が知り合いに聞いた話から披露しましょうか。

A氏

A:スティーブ・ジョブズは死の直前、周囲に「次の製品の画期的なアイデアを思いついた」と漏らしていたんです。しかし、その内容を知らせぬまま、ジョブズは亡くなりました。ただ、彼の部屋から金庫が発見されたんです。しかし、それは指紋認証でしか開けることができない金庫。ジョブズの遺体はすでにこの世にはなく、開ける術がありません。指紋は100万人に1人の確率で同じ人がいると言われています。関係者はジョブズの画期的なアイデアを手に入れようと、ジョブズと同じ指紋を持つ人物を見つけるため、iPhoneに指紋認証機能を追加したのだと囁かれているんです。

Mr.都市伝説 関暁夫さん(以下、関さん):僕も聞いたことはあるよ。そもそも指紋認証ってジョブズがやるって言い出したものだし。でも、その話はあくまで都市伝説じゃないかな。確かに開けられない金庫は存在していたんだけど、とっくに開けられているのが現実でしょうねっていう。スティーブ・ジョブズに似た指紋を採取するために世界中からデータを集めるって、そんなこといちいちやらないよ。スティーブ・ジョブズの家から普通に指紋を採取できるじゃない? その指紋で金庫は簡単に開けられてるだろうね。だけど、指紋認証っていった時、最初は指紋っていう個人データを使うことに違和感を持った人たちがたくさんいたはずなんだよね。でも、だんだん大多数の人が当たり前に使うようになって、そしたら、自分の心のセキュリティも解除されちゃって、いつの間にか、自分の指紋も簡単に使うようになっちゃったでしょ?指紋認証ってさ、それだけ自分自身がテクノロジー社会から逃げ出せなくなるってことの前兆でもあったのかもしれないよね

A:確かに。都市伝説には、iPhoneやSiriなどアップル社の製品にまつわるものが多いような気がするのですが。

関さん:それだけ、みんなにとって身近な存在なんだと思うよ。都市伝説にもいろいろなジャンルがあって、浅い話っていうか、建物とか商店とか伝わりやすいアイコンがあるものの方が広まりやすいよね。都市伝説って会話のコミュニケーションだから、初めて会う人同士でも「嘘か本当かわからないけど、こんな話知ってる?」って言ったら会話が生まれるわけでしょ? キャッシュレスとか、テクノロジーが急ピッチで進化して時代の過渡期を迎えてるけど、その中でのコミュニケーション方法の一つとして都市伝説は広がっているんだよ。

「謎のTwitterアカウント『ナターシャ・サイン』」

B:では、今度は僕から。これはTwitterで回ってきた話なんですけど。

B氏

B:ナターシャ・サインという亡くなった実在の人物のアカウントにまつわる謎なんです。そのアカウント「@zzzzzzzzzzzzzzz」(※1)は何のつぶやきもしないし、誰もフォローしていないのに、なぜか70万ものフォロワーがいるんだそうです。実在のナターシャはずっと寝たきりだったんですが、亡くなる前日、急に暴れ出して、数名の医師に取り押さえられたんだそうです。そのときはそれで終わったかと思われたのですが、翌日、彼女は病院から9キロも離れた場所で遺体となって発見されたというんです。
ホテルから飛び降りて死んだとされていますが、寝たきりだったナターシャが、そんな場所までどうやって行ったのか......。彼女とこのアカウントの関係は不明ですが、スマホでこのアカウントを閲覧すると、勝手に彼女をフォローしてしまうんだそうです。

関さん:これがそうだかはわからないけど、意図的に操作されたものである可能性はあるよね。今後、世界中において事件を未然に防ぐために、精神性に危険な兆候のある人とかさ、事件を起こすであろう可能性がある人たちを、犯罪を起こす前の段階で逮捕する時代が近くまで来ているわけでしょ?人の生死とか事件に対して興味がある人たち、それをピックアップするきっかけになるわけじゃない。そういうことを政府公認でやっているのは、ネットの中ではたくさんあるよ。こういうのもそうだけど、みんな、人がネット上にあげてることを信用しすぎてるよね。もうそれは、AIがやってる可能性があるでしょ?人間が書いたブログだと思って読んでるけど、実はその人は存在しないわけ。作られたフェイク画像がアイコンに使われていて、あたかも人間だと思わせておいて、自分とネットの中でチャットしたりしてるけど、それが人工知能である可能性ってあるでしょ?人工知能を育てるために、企業側がわざとそうやって置いている可能性もあるっていうことだよ。

(※1)【編集部注:現在該当アカウントは存在しておりません】

「『LINE』のID:444444には悪魔がいる」

C:じゃあ、もしかすると、僕が聞いた話も同じように操作された情報なんでしょうか......。

C氏

C:LINEにいる悪魔の話なんですけど......。LINEのID「444444」(※2)で友達検索をすると、バットマンのジョーカーがアイコン画像に使われている「Bumokhled」という名前のユーザーが出てくるんです。でも、その人物を友達追加した人は謎の死を遂げてしまうと言われていて。噂によると、その人は悪魔に願い事を叶えてもらった代償に命を売ってしまったというんです。

関さん:まあ、そういうことに使われている可能性はあるっていうこと。だから、「悪魔がいる」って聞いて検索したっていうことは、だいたいそういうことに興味がある人たちなんだなって。どこまで管理されているかはわからないけど、犯罪予備軍ってタグ付けされちゃうかもよっていう。実際に健全な人だったら、そういうことを検索すらしないもんね。人のダークサイド的なものっていうのは見るだけだったらいいけど、変に介入しちゃって深入りすればするほど、それだけマーキングの対象になるわけ。親がそうだったら、その子供もそうですよってタグ付けされるから気をつけてくださいよっていう。

(※2)【編集部注:現在該当アカウントは存在しておりません】

「カメラアプリ『SNOW』で幽霊が見える」

D:じゃあ、こんなアプリにまつわる都市伝説はどうでしょう?

D氏

D:ある病院で起きた話です。夜中にトイレからナースコールがあったので、看護師が駆けつけたんですが、トイレには誰もいないんです。でも、妙に気配を感じた看護師は当時ハマっていた「SNOW」を使って、トイレにカメラをかざしてみたんだそうです。すると、誰もいないはずの場所にアプリが反応して、イヌの耳とベロが出てきたんだとか。その話が伝わって以来、「SNOW」は幽霊探知機だと言われているんです。

関さん霊的な現象っていうのは世の中には絶対存在してると思うの。ただ、スマホのカメラという機械を通した上においては、顔認証の技術のレベルってものがあるわけでしょう? 点と点と線があれば、顔に見えたり、それをカメラが顔と認証したり、SNOWが反応したりね。僕らは壁を意識して見ていないけど、たまたま、そこに点と点と線で顔っぽく見えていたら、それを遠目で見たら、機械は顔だと思って撮ってるっていう現象かもしれないけどね。でも、すごくメジャーなアプリの中から、お化けが写る的な話が出てくるっていうのはすごく面白いよね。

「『Pokémon GO』はCIAの監視システム」

E:僕の話は、スマホのゲームアプリにまつわる噂です。

E氏

E:僕も大好きなんですが、「Pokémon GO」っていうゲームアプリがあるじゃないですか。実は、「Pokémon GO」はCIAが開発した監視システムだという衝撃の都市伝説です。プレイヤーのカメラを通じ、様々な場所の映像を入手し、プレイヤーは知らず知らずのうちにCIAのスパイ活動を手伝わされているんだというんです!

関さん:でも、そういう可能性は十二分にありますよね。人間がスマホを利用してるんじゃなくて、スマホに人間が利用されている時代でしょ?それを大企業が利用してる場合ももちろんあるけど、国や国の組織が利用してるっていうのは当たり前にあるよね。スマホっていうテクノロジーが普及すると、一番大事なのは、情報操作って簡単にできるよねっていうこと。個人が位置特定までされちゃう管理の中にあるんだよ。ゲームをやってて、ある特定の場所に「何時何分、どういうキャラクターが出るぞ」って言われたら、プレイヤーは集まるじゃん? 国民誘導装置だからね。一部の土地に大多数を呼び込むことが可能になってるわけ。要はそれがテロっていうものに利用される可能性もありますよっていうことを頭に入れないといけないよね。もともと携帯電話って軍事品でしょ? 軍事品がコンパクトになって持たされてるわけだから、軍事操作にも利用されてるんだから、それも頭に入れながらアプリを楽しんでくださいねってこと。あと、アプリを通してじゃなくても、世界情勢的に、スマホの情報で反社会的な思想を持ってる人は常にマーキング対象に入ってるから気をつけたほうがいいですよってことかな。反社会的な活動ってことに関して、一般の人たちはまだ考えていないけど、冷静に考えて欲しいんだよね。

Mr.都市伝説・関さんが語る・・・スマホと都市伝説の関係

関 暁夫さん

A:スマホにまつわる都市伝説って増えているんでしょうか?

関さん:スマホっていうデバイスは一人に一台あって、インフラとして整ってきてるよね。だからスマホの都市伝説って、みんなが共感できる話として楽しまれてるんじゃないかな。でも一番大事なのは、すでに情報をコントロールされてる時代だっていうこと。都市伝説とか、真実を追求することが好きな人たちは自分自身をちゃんと持った上で情報と向き合ってると思うけど、まだ悲しいかな、日本国内には情報とどう向き合っていいかわからない人たちがたくさんいるんだよね。僕はそういう人たちに対して、都市伝説を通して、ある種、警告してるっていうのがあるかな。

B:関さんご自身はスマホとどう付き合っているんですか?

関さん:あくまでも情報を楽しんだりするツールとしてはいいと思うよ。でも、その情報が確かなものなのか、ちゃんと自分自身の足で歩いて確認しなきゃいけないわけ。みんな、スマホだけで情報を把握してるつもりでいるけど、それは立派にコントロールされた情報だから。ネットで買い物してもいいけど、決済情報から何から、すべてタグ付けされてるってことを認識してほしい。そのタグ付けされたデータはハッキングされる可能性があるんだよ。だから、スマホとどう向き合うべきかっていう質問に対してはね、これを読んでいる皆さん! スマホに対してどれだけのセキュリティを考えているんですか?っていう。

C:全然、無頓着だったかも......。

全員:では、われわれはスマホにどう対峙していくべきなのか、ご教授ください!

関 暁夫さん

関さんスマホっていうのはある種、自分の分身になってるわけだよね。自分よりも自分を知ってる存在なんだから、まず個人が自覚を持ってセキュリティをやらなきゃいけない。それと、情報の管理だよね。昔は友達の電話番号とか頭に入ってたけど、今は自分の番号以外は知らないでしょ? それだけ頭の中は空になってるわけ。じゃあ、ここからデバイスが増えて、サービスが増えて、どこでも暗証番号が必要になっていくけど、すべて把握できるんですか?パソコンやスマホにメモしてもハッキングされたらダメでしょ?スマホ落としたらアウトですよ。しかも、スマホの中に友達の番号があったら、シャドウプロファイリングって言って、友達のスマホまでハッキングできちゃう時代だから。他人のカード情報が漏れるきっかけは自分のスマホなわけ。「最近ハッキングされてさ」って友達が言ったら、「スマホ落とした」って言えないわけでしょ?「お前のせいか!」ってなるじゃん。

C:まさにスマホを落としただけなのに!

関さん:携帯は絶対に失くせないものになるから、セキュリティを考えたら体内に入れて自己管理する時代になるよね。だから、マイクロチップを体内に入れる人が増えてるよ。

E:体内に入れるんですか!?

関さん:でも、その"変化"を"進化"として捉えないと時代に対応できない。もうすでにそういう時代が来はじめてるんだから。......ただ、信じるか信じないかはあなた次第です!

関 暁夫さん

まとめ

今日語られた都市伝説は、あくまで都市伝説です。でも、ただの絵空事とも言い切れないんじゃないでしょうか。ちょっとスマホを持つのが怖くなってきますが、だからと言って、スマホを手放しては生活がままならない! そう考えると、われわれはもはやスマホに支配されていると言えるのかも......。とにかくセキュリティはしっかりしていこうと心に誓うのでした。

さあ、皆さんご一緒に! 信じるか信じないかはあなた次第です!

関 暁夫さん Mr.都市伝説 関暁夫さん
1975年6月21日生まれ。1996年よりお笑いコンビ、ハローバイバイのメンバーとして活動。2005年、テレビ東京で放送されたバラエティ番組『やりすぎコージー』の「芸人都市伝説」のコーナーで披露した都市伝説が話題になり、そこからミステリーテラーとして活動を開始する。2009年にコンビ解散。2011年に「Mr.都市伝説 関暁夫」と改名する。都市伝説に関する著書も多数。「Mr.都市伝説 関暁夫の都市伝説」シリーズ(竹書房)、「Mr.都市伝説 関暁夫のファーストコンタクト バシャール対談」(ヴォイス)など。東京・自由が丘で「セキルバーグカフェ」も運営する。

文/末光京子
撮影/岩田えり