格安SIMでもスマホゲームはできるの?ゲーム好きアイドル・十束おとはさんが体験レビュー!
今では広く認知されつつある格安SIM。通話やネットサーフィンは問題なくできると分かっても、やっぱりまだまだ気になることが......。
それはスマホ向けゲームアプリ(以下、モバイルゲーム)を快適に遊ぶことができるのか?ということ。
そこで、アイドル界屈指のガチゲーマーとして知られる十束おとはさんが、格安SIMのBIC SIMを使って人気のモバイルゲームをプレイ! 普段使っている3大キャリアのスマホと同じ感覚で遊べるのかどうかを検証してくれました。
検証者は十束おとはさん
十束おとは
4人組アイドルグループ「フィロソフィーのダンス」のメンバー。愛称は「おとはす」。
ゲーム、アニメ、コスプレ、アイドルを愛するグループ一番のオタクキャラで、特にゲームは好きが高じて自作でパソコンまで作ってしまうほど。2016年より「ファミ通4代目ゲーマーズエンジェル」として、週刊ファミ通の誌面や配信番組でも活躍中!
- 愛用スマホ:iPhone 11 Pro(大手キャリア)
- データ通信量:約30GB/月
- 料金:1万数千円/月
ゲーマーのおとはさんから見た「格安SIM」のイメージは?
「名前に"格安"と付いているから、料金が安い代わりに回線の状態や反応速度は良くないというイメージがあります」というおとはさん。さらに「私も含めほとんどのゲーマーは格安SIMでゲームはできないと思っているのでは?」とも。
モバイルゲーマーにとって、スマホの通信環境はスコアや勝敗を左右する重要なもの。格安SIM"でのプレイには不安を禁じ得ないようです。
【検証】BIC SIMでモバイルゲームを体験!
「ファミ通モバイルゲーム白書2020」によると、2019年の世界モバイルゲーム市場は7兆1840億円。下のランキングを見ても、その規模の大きさがお分かり頂けるのではないでしょうか? おとはさんもやったことがあるゲームも多いのでは?
<おとはすのひとくちメモ付き>モバイルゲーム課金売上ランキング2019
- 1位:Fate/Grand Order 711億円
- 2位:モンスターストライク 709億円
- 3位:パズル&ドラゴンズ 522億円
- 4位:荒野行動 424億円
- 5位:ドラゴンボールZ ドッカンバトル 301億円
- 6位:ポケモンGO 277億円
- 7位:プロ野球スピリッツA 262億円
- 8位:グランブルーファンタジー 242億円
- 9位:ドラゴンクエストウォーク 239億円
- 10位:LINE:ディズニー ツムツム 187億円
※「ファミ通モバイルゲーム白書2020」より
1位:Fate/Grand Order
PCゲーム『Fate/stay night』の世界観をベースとするRPG。個性豊かな英霊(サーヴァント)たちを従えて過去へ戻り、7つの聖杯探索(グランドオーダー)を巡る旅に出る。
<おとはすのひとくちメモ>
もともとのコンテンツがもつ魅力はもちろん、これほど物語が重厚なゲームってスマホにはあまりないのでそこも人気の理由だと思います。原作ファンは絶対に好きになるし、好きなキャラクターが欲しくてガチャを引く方も多く、年間1位は納得ですね。
▼Fate/Grand Orderのダウンロード先▼
App Store
2位:モンスターストライク
世界累計利用者5,300万人を誇るひっぱりハンティングRPG。弓矢の要領でモンスターを弾き、壁や仲間に反射させて敵を倒していく。
<おとはすのひとくちメモ>
弾いて跳ばす感じが楽しくて、ちっちゃい子でも簡単に遊べます。一方で上手な方のプレイを見ると、モンスターの角度の読み方や跳ね返り方が正確で、別のゲームかと思うほど。やり込みがいのあるゲームです。
▼モンスターストライクのダウンロード先▼
App Store
3位:パズル&ドラゴンズ
累計5,300万DL突破のパズルRPG。お気に入りのモンスターを育成してダンジョンを冒険。敵と遭遇したらパズルでダメージを与えよう。
<おとはすのひとくちメモ>
これは『モンスト』もそうですが、アニメや他の作品とのコラボがとにかく多い! 『パズドラ』はサンリオともコラボをしているので、ゲームに興味のない方も遊んでいる印象です。私も『HUNTER×HUNTER』とのコラボをきっかけに始めました。
▼パズル&ドラゴンズのダウンロード先▼
App Store
4位:荒野行動
プレイヤー100人で対戦するオンラインのバトルロイヤル。マップ上で拾える武器や道具を駆使して最後の1人(または1組)を目指す。
<おとはすのひとくちメモ>
お仕事でプレイさせて頂くことになって触り始めました。よく野良プレイ(1人で参加して別のグループに交じること)をしながらボイスチャットで他の人たちの会話を聞くのですが、ゲームに関係ない学校の話なんかをしていると「青春だな~」って思います。
▼荒野行動のダウンロード先▼
App Store
5位:ドラゴンボールZ ドッカンバトル
すごろく形式で移動しながらバトルやイベントを体験するアクションゲーム。バトルでは"気"の玉をタップするとド迫力な必殺技を繰り出せる。
★おとはす未プレイ
▼ドラゴンボールZ ドッカンバトルのダウンロード先▼
App Store
6位:ポケモンGO
GPS機能を使い、現実世界と同じフィールドでポケモンを捕まえたり、バトルさせたりするゲーム。地域・期間限定のポケモンも登場。
<おとはすのひとくちメモ>
最初は"バトルがない"というのがしっくり来なかったんですけど、レイドバトルや色違いポケモンなどのやり込み要素が追加されるにつれて熱が上がってきました。お年寄りや高齢者の方が楽しんでいるというニュースを見て「いいな」って思っています。
▼ポケモンGOのダウンロード先▼
App Store
7位:プロ野球スピリッツA
リアルに再現された実在の選手たちを駆使して勝利を目指す本格プロ野球ゲーム。試合を重ねて選手を強化し、最強のオーダーを作ろう。
★おとはす未プレイ
▼プロ野球スピリッツAのダウンロード先▼
App Store
8位:グランブルーファンタジー
空を旅する"空騎士"となり、仲間と共に伝説の島イスタルシアを目指すRPG。シナリオとバトルからなるクエストをこなし、物語を進めていく。
<おとはすのひとくちメモ>
『Fate/Grand Order』と同じく"キャラ愛"が強いファンが多いですね。このゲームのキャラが戦うPS4の格闘ゲーム『グランブルーファンタジー ヴァーサス』が先日発売されたので、そこから入ってキャラ愛が増した方がスマホの『グラブル』もやり始めてガチャも引いてますますハマる...というループが生まれる予感!
▼グランブルーファンタジーのダウンロード先▼
App Store
9位:ドラゴンクエストウォーク
GPS機能を使い、「ドラクエ」の世界と化した現実の世界を冒険するRPG。フィールドを歩いてクエストを受け、さまざまなモンスターに挑む。
<おとはすのひとくちメモ>
私はずっと「ポケモンGO」派だったのですが、このゲームで遊んでいる方々がご当地限定アイテムのために地方に遠征しているのを見て"熱いな!"って(笑)。遊んでみるとキャラメイクもできて面白いし、これからちゃんと始めたいと思っている1番のゲームです。
▼ドラゴンクエストウォークのダウンロード先▼
App Store
10位:LINE:ディズニー ツムツム
ディズニーのぬいぐるみ「ツムツム」を3つ以上なぞって繋げて消していくパズルゲーム。各ツムがもつ特殊スキルを使うとプレイが有利に。
<おとはすのひとくちメモ>
私は1度ゲームを始めると10時間くらい集中してしまうことが多いのですが、「ツムツム」は1回1~2分で遊べるのがいいですね。アニメを観たり洗濯物を干したりする合間に"ワンツム"しています。気負わないで遊べるし、指が気持ちいい!
▼LINE:ディズニー ツムツムのダウンロード先▼
App Store
実際に格安SIMでモバイルゲームをプレイした感想は?
今回はこの10タイトルから、ジャンルの異なる4タイトルを、格安SIMのBIC SIMで体験して頂きます!
RPG:Fate/Grand Order
画面が綺麗......あ、これは端末の性能ですね(笑)。バトル中の感覚は何ら変わりはないです。タップした時の反応が遅いのではないかと思っていたので意外でした。ローディングは若干、もしかしたら普段より1、2秒位長いかも。ただ、それで困ることはないですし、基本的に物語を楽しむのがメインのゲームなので気にならないと思います。
おとはすジャッジ→○
ひっぱりアクション:モンスターストライク
触った感じはいつもと変わらないです。プレゼントボックスの開封もめっちゃ速いし、バトルでの操作感覚も同じ。画面が切り替わる時の読み込みも全然......むしろカフェとかのWi-Fiに繋いだ時の方が遅かったりするので、それに比べたら何の問題もありません。普通過ぎて言うことがないです!
おとはすジャッジ→◎
バトルロイヤルゲーム:荒野行動
マッチングがやや遅い感じがありますが、マップに入るまでの時間は設けられているのでこれは大丈夫。キャラクターの移動や視点の移動は問題ないけれど......走り出そうとする時、武器を拾う時、あとはその武器を撃つ時に反応がちょっと遅くなりますね。一番違いが分かるのはジャンプ。押してから跳ぶまでに少しタイムラグがある感じがします。
とっさに行動しなきゃいけない時にカクついてしまうとプレイに影響が出るので、ガチゲーマーの方は気にするかもしれません。エンジョイするだけなら十分なんですけど。
おとはすジャッジ→△
位置情報ゲーム:ポケモンGO
あ、アメタマがいるので捕まえてみます。モンスターボールを投げる感覚は変わらないけど、ARモードにするとちょっと重いかも? 普段からARにして捕まえている人は気になるかもしれません。画面の切り替わりでは特に遅くなることはなさそうですね。(2匹目のアメタマを捕まえながら)んー、大丈夫です!
おとはすジャッジ→○
【総評】
予想以上に動きがスムーズ! 反応速度が求められるゲームは挙動が気になることも......
十束おとはさんインタビュー
モバイルゲームは誰でもゲーム好きになれる魔法のアイテム
―普段の生活でモバイルゲームをするのはどんなときですか?
お仕事の移動中とか楽屋での待ち時間など、空き時間を有効活用できるツールとして使います。自宅ではPCとか家庭用機器でゲームをすることが多いですね。
―モバイルゲームのどこに魅力を感じますか?
PCやコンシューマー(PS4など)ゲームは、やればやるほどのめり込んでいくものが多いのですが、モバイルゲームは誰でも気軽に遊べるように作られているものが多くて、5分遊んだだけでめちゃめちゃ楽しい気持ちになれるのが素敵だと思います。よく仕事先で「ガチゲーマーってモバイルゲームを触らないんですか?」と質問されるんですけど、モバイルゲームにはまた違った魅力があるんですよね。あと、老若男女誰でもスマホがあればできるので、普段ゲームをしない方も「やってみようかな」と思える。いろんな人がゲーム好きになる魔法のアイテムだと思っています。
―ガチャなどに課金されることはありますか?
はい、あれは1回ポチッただけで完了するのでコワいです(笑)。ただ、"課金は悪"みたいな考えもありますが、基本プレイが無料のゲームが多いので、私はむしろお金を払うことでゲーム会社に「ありがとう」を伝えるというか。無料で遊ぶのはゲーマー的に申し訳なさがありますので、貢げる先があることがありがたいです。
―ちなみに、今までの課金額は。
総額でたぶん100万円くらい行っているかと。後悔は全然ないです。むしろ、今口に出してみてちょっと少ないなあって思いました(笑)。
格安SIMは安さだけがウリ......じゃなかった!
―格安SIMのスマホでモバイルゲームをした感想を教えてください。
思っていたよりずっと快適に遊べました。『荒野行動』のように反応速度が求められるゲームだと気にされる方もいると思いますが、楽しむためにゲームをしている私のようなユーザーだったらそれほど気になりません。今日ここに来るまでは"格安"だから安さがウリだろうと思っていたのですが、今は「安さだけじゃなくて快適さも備えている」という印象です。
―おとはさんの周辺で格安SIMのスマホを使っている方はいますか?
親族が海外に住んでいるのですが、日本に来るたびにLINEモバイルを数カ月間だけ契約して、海外に戻るときに解約しています。自分も換えたいと思うこともありましたが、長年同じキャリアで契約していると大きな理由がない限り換えませんよね。よく分からないし、契約の変更も大変そうだと思って躊躇してしまう。だから、今回の取材は格安SIMを知る良い機会でした。
―ちなみに、おとはさんの使用量(30GB/月)ですと、BIC SIMのプランなら基本料が7,260円~になります。
えっ、すごい! 今より5,000円くらい安くなりますよ。
―その分を課金にも回せますね(笑)。
そうですね(笑)! あと、私はスマホの最新機種が好きなので、月々5,000円浮いたらすぐに買える......そう考えると、やっぱり格安SIMはいいですね。
―格安SIMに乗り換えたい気持ち、100点満点で何点?
180点!(笑) たぶん、みんな面倒くさいだけなんですよ。私たちのライブでは物販もあるので、そこに格安SIMの契約カウンターを置いたらファンの方々はすぐに換えると思います。いつかワンマンライブの日に置かせて頂けたら(笑)。
まとめ
速さ重視のモバイルゲームでなければ、格安SIMでも3大キャリアと変わらず楽しめるという結果が出た今回の企画。格安SIMの快適さと、おとはさんのゲーマーぶりがよく分かる検証となりました。インタビューでおとはさんにおススメしているBIC SIMのプランは、ギガプラン2GB(850円~/月)+大容量オプション30GB(5,500円/月)の契約で、月額6,350円~。現在の料金に比べ約6,000円もオトクになる計算です。3大キャリアと変わらない操作感でモバイルゲームをプレイできて、月額料金も節約できる格安SIM、試してみる価値があるのではないでしょうか?
文/ほそいちえ
撮影/岡田佳那子
2021年4月1日より新料金プラン「ギガプラン」が追加されております。くわしくはこちらをご覧ください。