YOUは何で格安SIMに? 格安SIMユーザーに聞いた格安SIMにしたきっかけ
こんにちは。ライターの観音クリエイションです。
最近BIC SIMさんからお仕事のご依頼を多くいただくようになったので、スマホの契約をBIC SIMに変えてみました。 BIC SIMのギガぴたのプランなら1GBごとに使っただけの請求が来て、1GBだと528円!!!すごい。爆安。みんなもBIC SIMに変えよう。
さて今回の記事では、BIC SIMに限らず格安SIMを使用しているユーザーの方にオンラインにて、インタビューを行いました。実際に使っている4名の方のバックグラウンドや使い方、格安SIMに乗り換えて良かったことや困ったことなどを根掘り葉掘りご質問。
格安SIMユーザーの生の声をご参考にしていただき、現在格安SIMへの乗り換えを検討中の方の背中を押すことができれば幸いです。
台湾でiPhone(SIMフリー)を買った海外旅行好き・後呂未悠さんの場合
後呂 未悠さん
―格安SIMにしたきっかけについて教えてください。
後呂未悠さん(以下後呂さん):海外旅行が好きで、毎回旅先でWi-Fiルーターを借りると高くつくのが気になっていて。台湾でSIMフリーのiPhoneを買って、現地でSIMカードを買って使ったほうが安上がりになることに気づいたんですよね。それでSIMフリーの端末を買って、じゃあ日本にいる間の契約も格安SIMに変えちゃおうと思ったのがきっかけです。
―なるほど、確かに海外によく行く方だとSIMフリーの端末を持っているほうが何かと便利ですよね。ちなみに今、日本ではどの会社で契約していますか?
後呂さん:R社を使っています。前のF時代から使っていて、途中で買収されて、そのままR社になった形ですね。その前はB社の20GBのプランを使っていたのですが、私結構スマホ中毒で20GBのプランじゃ毎月足りなくなっちゃって。それで当時F社がSNSが使い放題のプランを打ち出していたので、それで乗り換えようと。
―なるほど、格安SIMから格安SIMへの乗り換えをされたこともあるんですね。ちなみにB社にする前はどこでしたか?
後呂さん:大手キャリアを使っていました。
―大手キャリアから格安SIMに変更する前に悩んだことはありますか?
後呂さん:速度が遅くなったらどうしようという心配はありましたね。実際前述のF社は遅くて頭を抱えました......。
―やっぱり速度は気になるところですよね。そのほか格安SIMに乗り換えるときに契約などで苦戦した点はありますか?
後呂さん:今はシステムが変わったのかもしれませんが、私が最初の格安SIMの会社・B社を契約した当時はMNPの際、2日間スマホが使えない期間があったのが困りました。外出しない2日間を狙って回線を乗り換えたのを覚えています。
―何年か前まではそういうのがあったらしいですね。最近は大体どこの格安SIMも数分で乗り換えが完了して、すぐ使えるようになってるみたいです。
後呂さん:今は、色々便利になってるんですね。
―ちなみに格安SIMに乗り換えてからの使用感はどうでしょう? 困ったこととかありますか?
後呂さん:R社に変わってからは快適ですが、F時代はダウンロード速度がめちゃくちゃ遅くて、何をするにも使い物にならなかったのがつらかったです。
―そんなに遅かったんですね......。一般的な格安SIMは遅いというイメージは昔の格安SIMの影響もあるのかもしれませんね。後呂さんのご家族やご友人など周囲の人で、格安SIMにしている人って多いですか?
後呂さん:結構増えてます。大手の3キャリアを使ってる人の方が少なくなってるんじゃないかな、という印象ですね。家族で格安SIMに変えていないのはうちの母ぐらいかな。母はキャリアのメールアドレスを使って仕事をしているので変えられないようなのですが、そういう理由がない限り格安SIMに変えて、月額料金を安く抑えた方が良いと思いますね。
―周囲の人に格安SIMをすすめるとしたら、どの点を伝えますか?
後呂さん:毎月の料金が安くなる点と、私が契約している格安SIMの会社では、速度制限がかかった状態でもそれなりに速度が出る点の2つですね。
―最後に、後呂さんにとって理想のスマホのプランの条件は何ですか?
後呂さん:海外だと使い放題が当たり前で、日本のプランもそうなっていくと良いなと思います。韓国のSIMはとびきり良くて、使い放題で、安くて、速度も速い。日本だとR社が毎月データ使い放題のサービスを提供してますよね。対象エリア内だったら高速でどれだけ使っても定額という。まさにあの形が理想です。あと将来的に、SIMカードを差し替えることなく、海外どこでも使えるようになったら嬉しいかな。
コロナ自粛期間中に固定費の見直しをして、格安SIMにした・斉藤雅子さんの場合
斉藤 雅子さん
―格安SIMにしたきっかけについて教えてください。
斉藤雅子さん(以下斉藤さん):新型コロナウイルスの影響で仕事が減って、「このままだと収入が減っちゃうかも」と心配になったのがきっかけですね。それでこの機会に固定費を見直そうと思って。
格安SIMに帰る前は大手キャリアで毎月9,000円ぐらい払っていて、その金額がずっと気になっていました。格安SIMのY社に乗り換えてからは3,000円台になったので、変えてよかったなあと思います。
―おお、それは大きい。年間7万円以上安くなる計算ですね。今使っている会社に契約する決め手になったことってなんでしょうか?
斉藤さん:Y社はキャンペーンでプレミアム会員の月額料金(税込508円)が1年間無料になったり、スマホ決済アプリを使って買い物をするとポイントが溜まって、めっちゃお得になったりするんですよ。そのあたりが自分の生活に合ってるなあと思って決めました。
―格安SIMにする前に悩んだことはありますか?
斉藤さん:うーん、特にないですね。しいて言うなら申し込みを検討しているときにキャンペーンが自分に適用されるのかどうかわからなかったぐらいですかね。それもY社の店舗に電話したらすぐ繋がって、その場で解決しました。
―格安SIMに乗り換えるときに契約などで苦戦した点はありますか?
斉藤さん:それも特にないですね。Apple StoreオンラインでSIMフリーのiPhone SE2を買って、MNPの電話をして、Y社の開通作業をする、という流れだったのですが、一歩も外に出ることなく、すべて自宅で完結したんですよ。思ったより簡単でしたし、スムーズに終わりました。
―自宅で完結するのはラクで良いですね。斉藤さんが格安SIMにしてから、良いと思ったところってなんでしょうか?
斉藤さん:やっぱり料金ですよね。年間で7万円も安くなるのは大きいです。あとは料金体系や契約の内容がわかりやすいのも良いと思います。最低利用期間の縛りもないので、心理的にもラクです。
―確かに格安SIMだと「解約月以外の解約は10,450円」みたいなめんどくさい契約はどこもやってないですもんね。逆に格安SIMにしてから、困ったと思ったところはありますか?
斉藤さん:最近始めたバイト先の控え室だけ電波が悪いんですよね。ただこれは前のキャリアとの比較ができないので、もしかしたら単純に場所の問題でどこのキャリアの電波も届きにくい場所なのかもしれません......。
―なるほど。ところでスマホで一番使用している機能はなんですか?
斉藤さん:使用頻度が多いのはLINEです。一番容量を使うのはDAZN(ダゾーン)ですね。DAZNで野球中継をよく見るのですが、動画コンテンツなのでうっかりしてるとギガがなくなっちゃう。
―あー、動画を頻繁に見る人はうまいことWi-Fiを拾わないとギガ死まっしぐらですよね。
斉藤さん:そうなんです。なので月末まで持つように注意しています。
―斉藤さんのご家族やご友人など、周囲で格安SIMにしている人はいますか?
斉藤さん:じわじわ増えている気がします。私が申し込んだのはつい2カ月前なのですが、その時点で周りの友達が結構使っていました。自分が乗り換える前に「ぶっちゃけ格安SIMってどう?」って使用感を確かめられたので、安心して乗り換えられました。
―周囲の人に格安SIMをすすめるとしたら、どの点を伝えますか?
斉藤さん:やっぱり料金ですね。「絶対安くなるよ!」っておすすめします。あとは生活スタイルによって最適な格安SIMって結構違ってくるので、その辺りも踏まえてすすめるかな。例えば楽天で頻繁に買い物をする人だったら「楽天モバイルに変えたらポイントもっとつくよ!」って。
―最後に斉藤さんにとって、理想のスマホのプランの条件は何でしょうか?
斉藤さん:「データ通信も電話も使い放題で◯◯円!」みたいなプランが理想です。目安がついていると家計の計算がしやすくなって、生活がよりラクになるだろうなと思います。
格安SIMの乗り換えをビックカメラの店員に相談した・山田真喜子さんの場合
山田 真喜子さん
―格安SIMにしたきっかけについて教えてください。
山田真喜子(以下山田さん):仕事柄、結構スマホを使う頻度が多くて、料金が2万円を超える月とかありまして。この月額料金を抑えたいと思ったのがきっかけです。
―それは結構な金額ですね。その後格安SIMに乗り換える際、いろんなキャリアがあると思うんですが、何が決め手で今の会社と契約されましたか?
山田さん:私、契約する前に結構リサーチしたんですよ。ネットで調べたり、実際に使ってる人に聞いてみたり。いろいろと情報収集した結果、U社が格安SIMの中では通話の品質もネットの品質も良いという結論にいたり、契約することにしました。
―格安SIMを契約する前に悩んだことはありますか?
山田さん:お昼どきや朝の通勤などの時間帯にネットが遅くなるという口コミを聞いていたので、そこは少し心配でした。
―実際格安SIMに変えてから、その懸念だった点はどうでしょうか?
山田さん:全然問題ないですね。ただ人混みの中では若干速度が落ちるかなーと感じることがたまにあります。
―なるほど、その人混みで速度が落ちるときって、使い物にならないぐらい遅くなったりしますか?
山田さん:いえ、そこまでではないです。ちょっと遅いかなーぐらいですね。
―格安SIMにしてから、良いと思ったところはなんでしょう?
山田さん:料金ですね。圧倒的に違うので。
―格安SIMに乗り換えるときに契約などで苦戦した点はありますか?
山田さん:MNPの乗り換えが完了したらiPhoneのプロファイルをU社のものに入れ直す必要があるのですが、これが難しかったです。ビックカメラの店員さんに教えてもらってなんとか設定できましたが、素人にはハードルが高い作業だなと思ったのを覚えています。ただこれは4〜5年ぐらい前の話で、今は簡単になったと聞きました。
―山田さんがスマホで一番使用している機能はなんですか?
山田さん:地図アプリです。仕事柄いろんなところに行くので、必須ですね。
―山田さんのご家族やご友人など、周囲で格安SIMにしている人はいますか?
山田さん:結構増えてますね。私が積極的に勧めているので(笑)。
―周囲の人に格安SIMをすすめる際、どのようにおすすめしていますか?
山田さん:「品質はそんなに変わらず、値段が圧倒的に安くなったよ」って話してます。ただ格安SIMはサポートが受けにくいというデメリットがあって、大手みたいに気軽にショップに行って教えてもらったりはできないんですよね。なのでお年寄りにおすすめするときはその辺りを踏まえて、慎重にお話しするようにしています。
―なるほど、ありがとうございます。最後に、山田さんにとって理想のスマホプランの条件って何でしょう?
山田さん:SNSの使い放題とかは魅力的ですね。自分が使うサービスが使い放題の対象になっていたら嬉しいなと思います。
一人暮らしを始めたばかりのタイミングで格安SIMにした・釈鴻大さんの場合
釈 鴻大さん
―格安SIMにしたきっかけについて教えてください。
釈 鴻大さん(以下釈さん):昔ビックカメラでバイトをしていたことがあって、そのときに仲の良かったBIC SIMの担当の人からおすすめしてもらったのがきっかけです。
―BIC SIMを選んだ決め手はなんでしょう?
釈さん:当時、BIC SIMが月額料金が1年間1,078円になるキャンペーンをやってて、その安さが決め手になりましたね。ちょうど一人暮らしをはじめるタイミングでもあったので、携帯代を安くしたいという思いもありました。
―なるほど、キャンペーンは賢く使いたいですよね。ちなみに格安SIMに変更する前に悩んだことってありますか?
釈さん:格安SIMの知識がもともとなかったので、乗り換えたらどうなるんだろうという漠然とした不安はありました。実際使ってみたらなんてことなかったんですけどね。iPhoneはSIMロックかかっていなければそのまま使えるし、速度もちゃんと出るし。
―確かに。大手キャリアから乗り換えても、そんなに使用感って変わらないですよね。釈さんが格安SIMに乗り換えるときに契約などで苦戦した点ってありますか?
釈さん:ひとつありました。番号そのままでキャリアを変えるときって、MNPの予約番号をとらなきゃいけないじゃないですか。それが僕が使っていた大手キャリアは窓口が電話しかなくて。電話したら繋がりにくいし、繋がったら今度は「違約金かかりますけど大丈夫ですか」という引き留めが結構強くて。そのあたりは正直ちょっと大変でしたね。
―それはちょっと乗り換えるハードルになっちゃいますね......。格安SIMにしてから、良いと思ったところってなんでしょうか?
釈さん:やっぱり毎月の出費が減って、その結果別のことにお金を使えることですね。元々が7,000〜8,000円ぐらいだったので、毎月5,000円ぐらい安くなってます。僕はお酒が好きなので、浮いたお金でちょっと良いお店に飲みに行けるのは嬉しいです。あと契約面で言うと、きつい縛りがないのがいいですね。BIC SIMは1年以内に解約しても一律1,100円の音声通話機能解除調定金だけなので、親切な設定だなと思います。
―なるほど。逆に格安SIMにしてから、困ったと思ったことってありますか?
釈さん:お昼どきと、17〜18時でちょっと遅くなります。普通にLINEとかTwitterを使ってる分には問題ないんですが、そのタイミングでゲームのアップデートとかを始めちゃうといつもより遅いなーと感じます。
―釈さんのご家族やご友人など、周囲で格安SIMにしている人はいますか?
釈さん:やっぱり増えてますね。うちの母親も最近格安SIMに乗り換えたって言ってました。
―周囲の人に格安SIMをすすめるとしたら、どの点を伝えますか?
釈さん:一番は値段面ですね。あとはスマホがそのまま使えるところとか、データシェアで2台持ちできるところとか、クーポンスイッチで低速/高速を切り替えて、必要ないときはデータを節約できるところとか。そのあたりをすすめる人の使用状況によって伝えています。
―ありがとうございます。最後に、釈さんにとって理想のスマホプランの条件は何ですか?
釈さん:値段が安くて、使い放題のプランができるといいですね。今は出先だと動画を見ないようにしたり、使いすぎないようにしたりして無意識のうちに節約しているので、その辺りが気にならなくなったらもっと快適に使えるだろうなと思います。
まとめ
格安SIMユーザー4名の感想をお届けしました。やはり月額料金が安く抑えられるというのは大きなメリット。また、大手キャリアから乗り換えてもそこまで使用感は変わらなかったという意見が多く集まりました。
コロナ禍で先行きが見えづらい中、固定費を下げるのは必須課題のひとつだと思います。本記事の冒頭でもお伝えしましたが、現在BIC SIMでは1月GB528円〜から使った分だけ請求が来るというBIC SIMのギガぴたのプランをはじめました。リモートワークでスマホのデータ通信量をそれほど使わなくなった方や、格安SIMに乗り換えをご検討の方は一度乗り換えてみてはいかがでしょうか。
2021年4月1日より新料金プラン「ギガプラン」が追加されております。くわしくはこちらをご覧ください。
文/観音クリエイション