新型iPhone14が発売されたこともあり、iPhone12が安い値段で買えるようになりました。
iPhoneの値下げと合わせて、格安SIMに乗り換える方も多いでしょう。そのような方のために、本記事ではiPhone12で使える格安SIMを紹介します。
格安SIMは種類が多いため、どれを選べば良いのか悩みますよね。
お得でおすすめな格安SIMを3つピックアップしたので、今後乗り換えを考えている方は参考にしてみて下さいね。
また、人気の格安SIM10社の比較も行っています。

自分に合ったものを見つけて、安くスマホを使いましょう。
【この記事からわかること】
- iPhone12と相性の良い格安SIM
- 人気の格安SIM10社の比較
- 格安SIMの設定方法と注意点
iPhone12で使える格安SIMおすすめ3選
本記事でおすすめの格安SIMは、下記の3社です。
BIC SIMとLIBMOは、20~30GBの大容量プランが用意されています。通信容量をたくさん使う方なら、この2社はピッタリでしょう。
その点OCNモバイルONEは、最大でも10GBまでの容量です。1GBのプランがあるため、OCNモバイルONEは低~中容量向けの格安SIMと言えますね。

それぞれの詳しい特徴は下記をご覧下さい。
BIC SIM:自分に合ったプランを見つけやすい
ビックカメラのプライベートブランドである格安SIM「BIC SIM」には、月間2GBから20GBまでの5つのプランがあります。

音声通話SIMの料金は表をご覧下さい。
容量 | 月額料金 |
2GB | 850円 |
5GB | 990円 |
10GB | 1,500円 |
15GB | 1,800円 |
20GB | 2,000円 |
格安SIMを選ぶ上で多いのは「ちょうど良い容量プランがない」といった意見や悩みです。
例えばLINEMOだと、3GBと20GBの2つしかプランがありません。これだと8~15GBが欲しい方にとっては、選べるプランがない状態ですよね。
その点BIC SIMは細かく5つの容量にわかれているため、ちょうど良いプランを選ぶことが可能に。
もし容量が余ってもデータを翌月に繰り越せるので、無駄なく使えますよ。
また、比較した3社のうち、通信速度の実測値はOCNモバイルONEに次いで2位です。速さも申し分ないので、iPhone12と組み合わせて快適に利用しましょう。
iPhone12は店頭またはオンラインショップで購入可能です。
LIBMO:容量無制限で使うならコレ
LIBMOは容量が無制限で使える格安SIMで、ほかの2社よりもたくさん使えるのが特徴です。音声通話SIMの月額料金はこちら。
容量 | 月額料金 |
無制限(データ通信のみ) | 528円 |
3GB | 858円 |
8GB | 1,320円 |
20GB | 1,991円 |
30GB | 2,728円 |
データ通信のみになりますが、容量無制限のプランがあります。スマホで通信する機会が多い方であれば、とてもお得なプランですよね。

528円で無制限使えるのはお得です。
ただし、通信速度は最大200kbpsになります。200kbpsだと動画の読み込みが遅いため、快適に利用できるとは言えません。
その代わりテキストメインのwebサイトであれば、通信はスムーズでしょう。
このように、無制限プランには「データ通信専用SIM&低速」の条件があります。これらの条件でも支障がなければ、無制限プランを検討してみましょう。
OCNモバイルONE:少ない容量で十分な方向け
OCNモバイルONEは大容量プランがないため、少ない容量で足りる方向けの格安SIMです。10GB以下で十分であれば、安く使えておすすめですよ。
低容量使える格安SIMはほかにもありますが、他社と比較するとOCNモバイルONEのほうが安いことがわかります。

音声通話SIMの料金は表をご覧下さい。
容量/月額料金 | |
OCNモバイルONE![]() |
・1GB/770円 ・3GB/990円 ・6GB/1,320円 ・10GB/1,760円 |
イオンモバイル![]() |
・1GB/858円 ・3GB/1,078円 ・6GB/1,408円 ・10GB/1,848円 |
mineo![]() |
・1GB/1,298円 ・5GB/1,518円 ・10GB/1,958円 |
低容量使える他社と比較しましたが、OCNモバイルONEは安いですよね。特に1GBに至っては破格の値段と言っても良いでしょう。
ちなみに、OCNモバイルONEのオンラインショップでは、iPhone12が購入できます。セットで申し込めるので、一石二鳥ですよ。
iPhone12で使える格安SIM・格安プラン全10選まとめ
iPhone12で使いたいおすすめ格安SIMを、10社比較しています。月額料金は音声通話付きSIMを記載しました。

通信速度も一緒にご覧下さい。
iPhone12を格安SIMで使う方法は3つ
格安SIMを使うため、まずは端末を用意する必要があります。iPhone12は様々な購入方法があり、購入後の設定が必要です。

格安SIMを使う方法を3つ紹介するので、参考にしてみて下さいね。
利用中のiPhone12のSIMをロック解除して、格安SIMを使う
新しくiPhone12を買わなくても、使っている端末をそのまま利用することも可能です。
SIMロック解除が必要になるので、格安SIMを使うときは忘れずに行いましょう。

今回は例として、auスマホのロック解除の場合を説明します。
ロック解除はau取扱店で手続き可能で、スタッフに任せられます。手数料が3,300円かかりますが「自分で作業するのが不安」という方は利用してみましょう。
手数料を払わず自分でロック解除をするときは、webの『My au』または『My auアプリ』から手続き可能です。
そこまで複雑な作業はないため、自分でロック解除することをおすすめします。
iPhone12をセット購入している格安SIMに乗り換える
会社によってスマホを取り扱っているので、iPhone12をセットで購入できますよ。
格安SIMとiPhone12を同時に申し込めるため、一石二鳥です。

iPhone12をセットで購入できる格安SIMは、下記の通りです。
- OCNモバイルONE
- J:COMモバイル
- 楽天モバイル
- ワイモバイル
- UQモバイル
- QTモバイル
- IIJmio
iPhone12が在庫切れかも知れないので、申し込む際は在庫をチェックするようにしましょう。
SIMフリーのiPhone12を購入して、格安SIMを契約する
SIMフリーのiPhone12は、家電量販店やApple Storeで購入可能です。
Apple Storeは店舗でもオンラインショップでも、SIMフリー端末が購入できますよ。
また、中古のスマホを販売している店でも購入できますが、端末の汚れや傷が目立つ場合があります。安いなりの理由があるため、端末の状態を気にする方は注意しましょう。

在庫状況も確認しなければなりません。
iPhone12を格安SIMで使うメリット5つ
格安SIMを使うことで得られるメリットがあります。iPhone12で格安SIMを使うとどんなメリットがあるか、それぞれ紹介していきます。

メリットは下記の5つです。
大手キャリアより月額料金が安い
格安SIMが人気なのは、大手キャリアよりも月額料金が安いからでしょう。毎月のスマホ代が安くなるため、格安SIMへ乗り換えたほうがお得ですよ。

わかりやすいように、大手キャリアと月額料金を比較してみました。
ご覧の通り、格安SIMのほうが月額料金は圧倒的に安い結果に。
大手キャリアは光回線とセットにすれば安くなりますが、割り引いたとしても格安SIMのほうが安い場合が多いですよ。
iPhone12に対応している格安SIMは多く、選択肢が豊富
iPhone12であれば、基本的にどの格安SIMでも利用可能です。最新のiPhoneだと対応が遅れてしまったり、古すぎるiPhoneだと対応していなかったりする場合があります。

その点、iPhone12はそのような心配はありませんよ。
実際にiPhone12が格安SIMに対応しているかどうかは、各会社の公式ホームページで確認可能です。
動作確認端末のページでチェックできるので、申し込みの際は念のため目を通しておきましょう。
参考までに、LINEMOの動作確認端末ページをご覧下さい。
シンプルなプランが多くてわかりやすい
格安SIMの特徴は、月額料金の安さだけでなくプランがシンプルな点もあります。複雑なプランがないため、申し込む際に悩むことがありません。

参考までにauの料金プランを見てみましょう。
- 使い放題MAX 5G/4G
- 使い放題MAX 5G with Amazonプライム
- 使い放題MAX 5G/4G DAZNパック
- 使い放題MAX 5G/4G Netflixパック(P)
- 使い放題MAX 5G/4G テレビパック
- 使い放題MAX 5G ALL STAR パック
- ピタットプラン 5G/4G
豊富なプランから選べる点はメリットになりますが、複雑と感じる方がいるのも事実。プランによってテザリングの上限容量が異なるのも、複雑なポイントです。
その点、格安SIMはプランが1~2つで、わかりやすくなっています。「どれを選べば良いかわからない」といった悩みがないため、初心者の方でも安心ですよね。
格安SIMは解約時の違約金がかからないケースが多い
会社にもよりますが、格安SIMは違約金がかからないケースが多いです。ほとんどの会社が縛りなしで契約できますので、違約金を気にせず利用できますよ。
それを考えると、格安SIMのほうがいつでも解約しやすいですよね。
キャンペーンやオプションも充実している
格安SIMはキャンペーンやオプションが豊富です。キャンペーンに関しては月額料金が安くなるものが多く、キャリアよりもお得に使えますよ。

会社によってはキャッシュバックが貰えるため、実質料金を下げることも可能に。
また、通話オプションやデータ増量オプションが安くなるのも格安SIMの特徴です。オプションが安く使えれば、さらに使いやすくなりますよね。
スマホ大特価セールなどの実施もしているため、iPhone12以外の端末を使いたい方も満足できるでしょう。
iPhone12を格安SIMで使う際の注意点4つ
格安SIMを使う上で注意すべき点があります。大手キャリアと比べて劣る箇所があるので、下記4点を事前に把握しておきましょう。
大手キャリアに比べると通信品質は劣る
格安SIMは大手キャリアの回線を一部レンタルして提供しています。そのため、利用者が多くなると混雑しやすくなるため、通信速度が遅くなると感じる方が多くなります。
通信環境の品質を重要視したい方は、気をつけましょう。
わかりやすいように、大手キャリアと通信速度の実測値を比較してみました。
月額料金 | |
au![]() |
・平均下り速度/75.56Mbps ・平均上り速度/13.77Mbps |
ドコモ![]() |
・平均下り速度/81.34Mbps ・平均上り速度/16.2Mbps |
mineo![]() |
・平均下り速度/39.76Mbps ・平均上り速度/9.19Mbps |
DTI SIM![]() |
・平均下り速度/45.57Mbps ・平均上り速度/12.93Mbps |

このように、実測値は大手キャリアのほうが速いですよね。
格安SIMは安さに重点を置いていることから、通信速度に関してはあまり期待できません。
5Gに対応している格安SIMは限定的
大手キャリアなら基本的に5Gに対応しています。それに対して格安SIMは、5Gに対応していない場合があります。
対応していない場合は今後5Gに対応していくと思いますが、いつ使えるようになるかは不明です。
「すぐに5Gを使いたい」という方は、大手キャリアを選んだほうが手っ取り早いでしょう。
ちなみに、格安SIMの5Gオプションは無料で使える場合がほとんどです。追加料金は特に必要ないので、手軽に5Gが使えますよ。

5Gが利用できる主な格安SIMは下記の通りです。
- ahamo
- IIJmio
- mineo
- LINEMO
- LinksMate
- UQモバイル
- ワイモバイル
- BIC SIM
さらに詳しく知りたい方は、下記の記事をご覧下さい。
【24社比較】格安SIMで5Gが使えるのはどこ?おすすめと選び方を解説
支払い方法がクレジットカード払いのみの場合が多い
格安SIMで主流になっている支払い方法は、クレジットカード払いです。
法人の場合であれば口座振替ができるときもありますが、個人契約なら基本的にクレジットカード払いのみですよ。
もし、申し込みするときに持っていなければ、わざわざクレジットカードを作らなければなりません。カードを申し込んだあとは、審査が行われます。
これを考えると、クレジットカードは時間に余裕を持って作っておきたいですね。
大手キャリアだとクレジットカード払いに加えて、口座引き落としやコンビニ払いができます。支払い方法の種類に関しては、大手キャリアのほうが豊富です。

ちなみにauであれば、支払い用紙がなくても『My au』で支払えます。
直接サポートが受けられない場合が多い
格安SIMは店舗を持たない会社が多いため、サポートを重視する方にとって不便に感じるかもしれません。人件費などのコストを抑えることで、格安SIMは月額料金を安く提供できています。
格安SIMユーザーにとって、店舗がないことはメリットでもありデメリットになりますよね。
基本的に申し込みから契約したあとまで全て、ネット上で手続きを行います。

公式サイトの『よくある質問』などを見て、疑問を解決することになりますよ。
格安SIMへの乗り換え手順
格安SIMへ乗り換える際に、必要な項目を解説します。iPhone12などの端末を問わず、SIMロック解除やMNP予約番号が必要になる場合があります。

申し込みの前に、下記の項目をチェックしておきましょう。
SIMロック解除が必要な場合は解除する
現在利用している端末にSIMカードを挿入する際は、SIMロック解除が必要になる場合があります。
原則として他社のSIMカードを挿入しても通信できないようになっているため、他社のSIMカードを使うときは解除が必要です。
ただし、SIMロック解除が必要ないSIMフリースマホの普及も進んでいます。自分の使っているスマホはSIMロック解除が必要かどうかは、下記の操作で確認してみましょう。
- 『設定』を開いて『一般』を選択
- 『情報』を選択して『SIMロック』で確認可能

上記の確認方法はiPhoneの場合です。
Androidの場合は、利用中のキャリアの公式サイトで確認できますよ。
MNP予約番号を取得する
乗り換えるときや電話番号を引き継ぐときは、MNP予約番号が必要になります。
格安SIMの申し込みの段階で、MNP予約番号を入力しなければななりません。

あらかじめ、MNP予約番号は取得しておいたほうが良いでしょう。
ただし、有効期限が15日程度で切れてしまうため、取得したあとはすぐに申し込むべきです。
電話番号を引き継がず新たな番号を利用する方は、MNP予約番号を取得する必要はありません。
取得方法はどのキャリアも、webや電話などで行えます。詳しい取得方法は下記サイトをご覧下さい。
乗り換えたい格安SIMに申し込む
SIMロック解除やMNP予約番号を取得したら、好きな格安SIMに申し込みましょう。
月額料金やキャンペーンを比較し、自分にとってお得な会社を見つけたいですね。
1つだけ注意すべきなのは、「乗り換え先の格安SIMで自分の持っているスマホは使えるかどうか」です。
必ず対象端末かどうかをチェックし、あとから使えないことに気付くことのないようにしましょう。

対象端末は各社の公式サイトをご覧下さい。
iPhone12に対応の格安SIMに関するよくある質問
iPhone12と格安SIMに関連する質問をまとめています。知っておいて損はない情報なので、ぜひご覧下さい。

今回ピックアップしたのは下記の5つです。
iPhone12が使える格安SIMでは、iPhone12 Proも使える?
基本的に使えると考えて良いでしょう。実際に各社の対応端末を見ても、『iPhone12 Pro』が使えるようになっています。
それに加えて、『iPhone 12 mini』や『iPhone 12 Pro Max』も使用可能です。

iPhone12に関するものなら対象端末ですので、安心して格安SIMを使えますよ。
iPhone12がセット購入できるおすすめの格安SIMはどこ?
- OCNモバイルONE
- J:COMモバイル
- 楽天モバイル
- ワイモバイル
- UQモバイル
- QTモバイル
- IIJmio
この中でも特におすすめなのが、OCN モバイル ONEです。限定特価でiPhone12が購入でき、期間限定で『AirPods Pro』も付いています。
高性能なイヤホンも付いているので、お得に購入したい方は検討してみて下さいね。

在庫状況は常に確認しておきましょう。
中古のiPhone12がSIMロック解除されているか確認する方法は?
中古のiPhone12を手に入れたら、まずは下記の方法で状態をチェックしましょう。
- 『設定』を開いて『一般』を選択
- 『情報』を選択して『SIMロック』で確認可能
ページ中ほどにある『SIMロック』の欄に「SIMロックなし」と記載があれば、その中古のiPhone12はSIMロックが解除されています。

SIMカードが正常に使える状態にあるので、さっそく申し込んでみましょう。
5G通信をする場合は、別途料金がかかる?
格安SIMで5G通信を実施するには、基本的に別途費用はかかりません。興味があれば積極的に使ってみたいですね。

5G通信が使える主な格安SIMは下記の通りです。
- ahamo
- IIJmio
- mineo
- LINEMO
- LinksMate
- UQモバイル
- ワイモバイル
ただし、現状だと5Gはエリアが狭いため、4Gでの通信が主になるでしょう。
iPhoneが使えない格安SIMもあるの?
iPhoneは人気シリーズということもあり、基本的にどの格安SIMでも使えます。ただし、iPhone 6以前の端末だと対応していない場合が多いです。
古い端末だとスペックが追い付かないため、対象端末にならないのかも知れませんね。

比較的新しいiPhoneであれば、どれでも使えると思って良いでしょう。
まとめ:iPhone12が使えるおすすめの格安SIMは「BIC SIM」
iPhone12で使うなら、BIC SIMをおすすめします。
プランが5つで容量も選びやすく、通信速度も速い分類に入ります。コスパが良い格安SIMと言えるので、誰が使っても満足しやすいでしょう。
また、BIC SIMはビックカメラで申し込み手続きできるのも特徴です。格安SIMでは少ない店舗を持つ会社なので、安心して申し込めますよね。

ビックカメラで貯めたポイントを、月額料金の支払いに使えます。
店舗でiPhone12と共にセットで契約しやすい点もポイントでしょう。