
通信費をとにかく安くしたい。povoって0円運用ができるって聞いたけど、実際はどうなんだろう?0円で運用できる条件や乗り換え手順について詳しく知りたいな。

本記事では上記のような悩みを解決できますよ。
まず結論からですが、povoでは完全に0円で運用することはできません。
契約解除を防ぐために、180日に一度は課金する必要があります。
しかし、180日に一度トッピングを購入すれば、あとは0円で運用可能です。
本記事では条件や注意点など、povoの0円運用について深掘りしていきます。
ほかにも、0円運用以外のpovoのお得な使い方などをご紹介します。
povoの利用を考えている人はぜひ本記事を参考にしてみてください。
それでは、解説していきます。
・povoの基本情報
・0円で運用するための条件
・0円運用するうえで気をつけたいポイント
・povoへの乗り換え方法
・povoのお得な運用方法
サービス名 | povo 2.0![]() |
プラン料金 | 【基本料金】 0円 【データ(トッピング)】 使い放題(1日):330円 1GB(7日間):390円 3GB(30日間):990円 20GB(30日間):2,700円 60GB(90日間):6,490円 150GB(180日間):12,980円 【通話(トッピング)】 5分以内かけ放題(1ヶ月):550円 通話かけ放題(1ヶ月):1,650円 【サポート(トッピング)】 スマートフォン故障サポート(1ヶ月):830円 【コンテンツ(トッピング)】 DAZN使い放題(7日間):760円 smash.使い放題(7日間):220円 |
回線 | au |
かけ放題 | 5分以内かけ放題(1ヶ月):550円 通話かけ放題(1ヶ月):1,650円 |
初期費用 | 0円 ※同一名義で5回線以上契約の場合、6回線目から3,300円の手数料あり |
povoの詳細を見る |
povoの0円運用について見る前に-プランなど基本情報を確認-
povoの0円運用について解説する前に、まずはサービスの基本情報を確認しておきましょう。
基本となる情報をまとめた表は下記のとおり。
サービス名 | povo 2.0 |
プラン料金 | 【基本料金】 0円 【データ(トッピング)】 使い放題(1日):330円 1GB(7日間):390円 3GB(30日間):990円 20GB(30日間):2,700円 60GB(90日間):6,490円 150GB(180日間):12,980円 【通話(トッピング)】 5分以内かけ放題(1ヶ月):550円 通話かけ放題(1ヶ月):1,650円 【サポート(トッピング)】 スマートフォン故障サポート(1ヶ月):830円 【コンテンツ(トッピング)】 DAZN使い放題(7日間):760円 smash.使い放題(7日間):220円 |
通話料 | 国内通話:22円/30秒 国内SMS送信:3.3円/通 |
初期費用 | 0円 ※同一名義で5回線以上契約の場合、6回線目から3,300円の手数料あり |
データ容量0GB時の回線速度 | 最大128kbps |
トッピング利用時の実質速度 | 平均Ping:54.0ms 平均下り:85.24Mbps 平均上り:15.85Mbps |
eSIM対応 | ○ |
契約可能年齢 | 13歳以上 |
支払い方法 | クレジットカード |

基本料0円なのがpovoの大きな魅力。初期費用もかからないので、気軽に導入できますよ。
ここからはさらに料金プランや取り扱い端末についてなど、サービスの詳しい内容について深掘りしていきます。
povoとはKDDIが提供しているauのサブブランド
povoとはKDDIが提供しているauのサブブランドのこと。

KDDIはほかにもUQモバイルというサブブランドを展開していますよ。
また、povoには「povo 1.0」「povo 2.0」という2つの種類があります。
povo 1.0は月20GBで月額2,480円の従来のスマートフォンキャリアと同じような月額制を採用していました。
しかし、povo 1.0は2021年9月29日に新規の受付を終了しています。

現在利用できるのは、トッピング方式を採用している「povo 2.0」のみなので、注意してください。
povoの料金プラン
povoの料金プラン内容は下記のとおり。
プラン料金 | 【基本料金】 0円 【データ(トッピング)】 使い放題(1日):330円 1GB(7日間):390円 3GB(30日間):990円 20GB(30日間):2,700円 60GB(90日間):6,490円 150GB(180日間):12,980円 【通話(トッピング)】 5分以内かけ放題(1ヶ月):550円 通話かけ放題(1ヶ月):1,650円 【サポート(トッピング)】 スマートフォン故障サポート(1ヶ月):830円 【コンテンツ(トッピング)】 DAZN使い放題(7日間):760円 smash.使い放題(7日間):220円 |
povoの大きな特徴として、月額制ではなく、必要なデータ容量やオプションを都度課金するトッピング方式を採用している点にあります。
用意しているデータ量は1〜150GBで、初期費用および基本料金は0円です。

必要なタイミングで必要な分のデータを購入可能。月額制のサービスに比べて、柔軟な使い方ができますよ。
povoの取り扱い端末
そのため、スマートフォンを持っていない場合は、auのオンラインショップや各メーカーの公式サイトから購入するなどして自分で用意する必要があります。

とくに、初めてpovoの契約を検討している人は注意してください。
なお、povoの動作確認端末は公式ページで調べられます。
povoの0円運用を実現するための条件
それでは、いよいよ本題であるpovoの0円運用について解説していきます。

povoと契約すれば必ず0円で利用できるわけではなく、0円で使い続けるためにはいくつかの条件を満たす必要があります。
0円運用を実現するための条件は次の3つです。
それぞれ解説していきます。
通話はLINEを使用する
1つ目の条件は、通話をしたい場合にLINEなどの無料通話を利用すること。
基本料0円で利用できるpovoですが、通話料は別途必要です。
つまり、通話した時点で0円運用は不可能になります。
通話料を発生させずに通話したい場合は、LINEなどの無料通話サービスを使いましょう。

povoを無料で使いたい人は必ず覚えておいてください。
データトッピングは使用しない

通常の速度で利用できるデータトッピングを使うと料金が発生します。
トッピングの利用料金は最低でも330円。
通常の速度でpovoを使いたい場合、0円運用することはできませんので注意してください。
180日間以内にトッピングを購入する
3つ目の条件は180日間以内にトッピングを購入することです。

あれ?さっきトッピングは購入しないことって条件になかった?
と疑問に思った人も多いはず。
というのも、povoでは180日間以上トッピングを購入しなかった場合、利用停止・契約解除となる可能性があることを公式ページで明記しています。

povoを使い続けるためには、およそ半年に1回は課金しなければならないのです。
半年以内に解約する予定であれば問題ありませんが、そのまま継続して使いたい人は注意してください。
povoの0円運用に関する注意点
続いて、povoの0円運用に関する注意点をいくつかご紹介していきます。
0円運用する際にとくに気をつけたいのは次の4つです。

通信費を抑えたい人にはかなり魅力のあるpovoですが、いくつか気をつけなければならないポイントも。契約後に後悔する可能性を少しでも減らすためにしっかりチェックしておきましょう。
それでは、解説していきます。
完全に0円で運用することはできない
まず0円運用に関してですが、povoは完全に0円で運用することはできません。
すでに述べているように、サービスを継続利用したい場合、180日間に一度は課金する必要があるためです。
通話をしないといった工夫をしても、永遠に完全0円で利用することはできませんので注意してください。

ただ、半年に一度最安の330円をトッピングすれば継続利用できるのは大きな強み。6ヶ月で330円、つまり月額およそ55円で運用できると考えるとかなりお得です。
通信速度は128kbpsと低速になる
トッピングをしていない状態だとpovo利用時の通信速度は最大128kbpsとかなり低速。
ブラウジングやSNS閲覧はかなり重たくなりますし、動画視聴やオンラインゲームなどは楽しめません。
トッピングなしの状態で各種コンテンツを楽しみたいと考えている人は注意しましょう。

128kbpsという遅さでもメールやLINEなどのテキスト系サービスは利用可能です。0円でpovoを運用する場合、テキスト中心の利用になります。
店舗でのサポートはなく、オンラインのみ
povoには店舗が存在せず、オンラインのみの提供となっています。
契約したい場合は公式サイトから自分で手続きを進めなければなりません。

店舗のないサブブランドや格安SIMはpovo以外にも多くあります。理由はコストカットのためですね。
また、店舗で契約手続きができないだけでなく、対面でのサポートも利用不可です。
auやUQモバイルといったKDDIが提供するサービスの実店舗でも、povoのサポート対応はしていません。
そのため、なにかトラブルがあった場合はオンラインサポートなどを使いながら、自分で解決する必要があります。
どうしても店舗でのサポートを受けたい人は、UQモバイルなど実店舗が存在するサブブランドや格安SIMがおすすめです。
LINEの年齢認証に対応していない
そのため、povoではLINE内の下記の機能が使えなくなってしまう可能性があります。
・IDの設定
・IDの検索
・電話番号を使った友だち検索
・オープンチャットの一部機能
LINE内の上記の機能をよく利用する人は注意してください。

「povoでもそのままID検索ができた」というユーザーもいますが、今後利用できなくなってしまう可能性が高いです。
povoの0円運用を実現するための乗り換え方法
続いて、0円運用を実現するために、ほかキャリアからpovoに乗り換える方法を紹介していきます。

auからの乗り換え、またはそれ以外のサービスからの乗り換えで方法が異なります。契約を検討している人は事前に確認しておき、スムーズに乗り換えられるようにしておきましょう。
それでは、解説していきます。
auからpovoに乗り換える方法
auからpovoへの乗り換え手続きに必要なものは下記の2点です。
・クレジットカード
・利用端末
ここで注意したいのがeSIMを利用する場合です。
eSIMは対応している端末でないと利用できません。
非対応端末でeSIMを選択してしまうと、通信が行えませんので注意してください。
必要なものを用意したら、以下の手順で乗り換えられます。
1.au ID認証を行う
2.povoのアカウントを作る
3.povoの申し込み手続きを進める
4.SIMカードの到着を待つ(物理SIMの場合)
5.SIM開通手続きを行う

auから乗り換える場合、MNP番号の取得は不要です。MNP番号を取得してしまうと、手続きができなくなってしまいますので注意してください。
au以外からpovoに乗り換える方法
続いて、au以外からpovoに乗り換える方法を紹介していきます。
au以外からpovoに乗り換えたい場合は下記のものが必要です。
・本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカードなど)
・クレジットカード
・利用端末
auからの乗り換えとは異なり、本人確認書類が必要です。
本人確認ができないとpovoと契約できませんので、事前に用意しておきましょう。
必要なものを用意したら、以下の手順で乗り換えられます。
1.乗り換え前のキャリアでMNP予約番号を取得する
2.povoアプリをダウンロードする
3.本人確認を済ませる
4.必要事項を入力し、手続きを進める
5.SIMカードの到着を待つ(物理SIMの場合)
6.SIM開通手続きを行う

eSIMを選ぶと、SIMカードの到着を待たずに開通できます。eSIM対応端末を使っている人はぜひ利用してみてください。
povoの0円運用以外のお得な使い方
続いて、0円運用以外のpovoのお得な使い方を紹介します。

povoはサービスの性質上、ほかのサブブランドや格安SIMよりもローリスクで導入可能です。また、トッピング方式を採用しているので、利用者のニーズに合ったさまざまな使い方ができますよ。
おすすめの運用方法は下記の3つです。
それぞれ、解説していきます。
かけ放題専用のスマートフォンとして利用する
0円運用以外におすすめなのが、かけ放題専用のスマートフォンとして利用することです。
povoにはデータ通信トッピングだけでなく、かけ放題が使えるようになるトッピングが存在します。
用意されているかけ放題トッピングは次の2つです。
利用料金 | |
5分以内かけ放題 | 月額550円 |
通話かけ放題 | 月額1,650円 |
2種類ありますが、おすすめはコスパのよい5分以内かけ放題です。

一般的に、サブブランドや格安SIMではプラン料金に加えてかけ放題オプション料を支払う必要があります。povoは基本料0円なため、通話専用SIMとして利用するのにも最適です。
いざデータ通信が必要になった際には、あとでデータを追加するだけで大丈夫なので、
povoは使い勝手に優れたサブブランドといえます。
いざというときのためのサブのデータ通信用で利用する
続いて、いざというときにデータ通信用で利用するという方法です。
povoは好きなタイミングで自由にデータが追加できます。
さらに、データ量に対するコストもかなり安めです。
たとえば、mineoの場合はあとからデータを追加しようとすると100MBあたり55円の料金がかかります。

1GBあたりおよそ550円かかることに。
それに対して、povoは1GB追加390円と、非常にコストパフォーマンスに優れています。

ほかのキャリアをメインSIMにして、データに困った際にサブSIMのpovoを利用するという使い方がかなり快適。初期費用が0円なため、導入しやすい点もGoodです。
ポケット型Wi-Fiとして利用する
こんな人におすすめなのが、povoを利用したポケット型Wi-Fiとしての運用です。
povoはキャリア回線を共有して、ほかのデバイスをネットに接続できるテザリング機能が利用できます。
追加料金はなく、トッピングさえ購入すれば高品質な回線が利用できるポケットWi-Fiになります。
余っているスマートフォンがある人はぜひ試してみてください。

また、通常のポケット型WiFiとは違い、利用したいときだけ課金すればよい点が最大の魅力です。毎日ではなく、たまにカフェで作業したい人にはぴったりな運用方法ですよ。
povoの0円運用についてよくある質問
最後に、povoの0円運用についてよくある質問についてまとめていきます。
下記5つの質問に回答します。

povoを0円運用していくなかで、とくに気になる疑問についてまとめています。似たような悩みを抱えている人はぜひ参考にしてみてくださいね。
それでは、順番に回答していきます。
povoは基本料金が0円ということは維持費も完全に0円?
理由はpovoでは180日間以上トッピングを購入しなかった場合、契約解除となる可能性があるためです。
継続して利用したいのであれば、半年に一度は課金する必要があります。
180日以上トッピング購入をしないとどうなる?
基本料金0円のpovoですが、180日間以上追加課金していないと契約解除となる可能性があることを公式サイトで明記しています。
利用し続けたいと考えている人は、半年に一度は追加課金するようにしましょう。
povoはeSIMに対応している?
eSIMにすることで追加費用が発生してしまうことはありません。気兼ねなく利用可能です。
「カードの抜き差しの手間がなくなる」「すぐに開通できる」といったさまざまなメリットがありますので、対応端末を使っている人はぜひ利用してみてください。
povoをサブの通信用として利用する場合は、SIMの差し替えが必要?
eSIMは、物理カードを利用せず、端末内に埋めこれまれているチップを利用して契約情報を確認します。
そのため、SIMカードを差し替えることなく2つ目の回線として利用できます。
また、物理SIMであったとしても、カードスロットを2つ搭載しているスマートフォンであれば、2つのSIMカードを使ったマルチキャリア運用が可能です。
かけ放題のみの利用はできる?
2種類のかけ放題トッピングが用意されていますが、どちらも単体で利用できます。
基本料金0円というpovoの特性を活かして、お得なかけ放題専用SIMとして運用するのもおすすめです。
まとめ:povoを上手に使いこなしてスマートフォンをお得に利用しよう
今回はpovoの0円運用について解説してきました。
povoは基本料金と初期費用が0円の魅力的なサービスです。
180日に一度は課金しなければならないため完全に0円で運用することはできませんが、かなり通信費を抑えられます。
メインとしての利用はもちろんのこと、その導入のしやすさからサブ用のSIMとしてもぴったりです。
ぜひ本記事を参考にしながら、povoとの契約を検討してみてください。
・180日以上トッピング購入をしないとどうなる?
・povoはeSIMに対応している?
・povoをサブの通信用として利用する場合は、SIMの差し替えが必要?
・かけ放題のみの利用はできる?